男子サッカーの第101回天皇杯は浦和レッズの優勝で幕を閉じたが、11月27日に開幕した女子サッカー日本一を決める第43回皇后杯は、年の瀬に4回戦と準々決勝が行われる。25日の4回戦では、今年から始まった女子サッカーのプロリーグ「WEリーグ」のチームが登場する。
秋春制であるWEリーグのウィンターブレイク中に開催される皇后杯。4回戦にWEリーグの11チームが登場するが、2016年度の第38回以来となるカップウイナーを目指すINAC神戸レオネッサは、日テレ・東京ヴェルディベレーザの育成組織にあたる、日テレ・東京ヴェルディメニーナ(以下、東京Vメニーナ)と、ヤンマースタジアム長居で対戦する(キックオフは午前11時)。
INAC神戸応援番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)の12月20日放送回では、パーソナリティーを務める元Jリーガーの近藤岳登が持論を展開。WEリーグを首位独走するINAC神戸については、「皇后杯はただ優勝するだけでなく、人々に感動を、そしてコロナに負けない雰囲気づくりを前提に戦ってほしい。勝つことが当たり前になっちゃったから、もう一歩先の、見たことも感じたこともない景色を見せてほしい」と、大きな期待を寄せる。
対する東京Vメニーナについては、「挑戦者のスタンスで、『INACを食ったらとんでもなく注目されるぞ! めちゃくちゃ面白いじゃないか』ってくるから。格下といえどもメニーナのモチベーションの高さはちょっと怖い」と、ジャイアントキリングを狙うチームの思いを代弁。
ここで近藤は、「(年末は)浮かれる季節じゃん。あれ? 浮かれてるの俺だけ?」と切り出す。自身のJリーガー時代を振り返り、「俺は天皇杯で勝ち残ったことがなかったから、この時期には確実に終わってオフシーズンに入っていた」と前置きしたうえで、「ふと引退して考えたら(クリスマスや年の瀬に向けて)浮かれた気持ちになっていた」のだという。
そしてINAC神戸の選手に向けて「選手にはクリスマスとかすべて忘れてやってほしい!」と力説する近藤だったが、すぐさま同パーソナリティーの赤﨑夏実から「大丈夫だと思いますよ。浮かれてるのは完全に岳登さんだけ」と一刀両断され、「『ガクト基準にするな』ってまた怒られるな。ごめん俺だけだわ、こんな心配してるの……」と平謝りした。