――歯磨きの指導を行うのでしょうか?
歯磨きと舌磨きですね。細菌は舌にもつきやすいので、しっかりと磨くように指導しています。
――食事の際に気をつけることはありますか?
通常、食道と胃との境目は筋肉によって閉じられていますが、加齢とともに筋力が弱まって緩んでしまうのです。すると、食後すぐに横になることで食べ物や胃液の逆流が起こったり、さらには誤嚥に繋がったりする場合もあります。誤嚥性肺炎を予防するためにも、食後2時間程度は座る姿勢を取るように心がけてください。
◆吉田泰久 社会医療法人榮昌会 吉田病院 / 理事長兼院長 /
1952年12月の開設以来70年近くにわたり、神戸市の救急医療のなかでも脳卒中患者の診療を主に担い、急性期から回復期、在宅まで一貫した脳卒中治療を提供している。
診療科は、脳神経外科、脳神経内科、内科、循環器内科、リハビリテーション科