「これが本当の雪合戦」 国境を越えたスポーツ「YUKIGASSEN」が超本格的 世界10か国で大会が開催 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「これが本当の雪合戦」 国境を越えたスポーツ「YUKIGASSEN」が超本格的 世界10か国で大会が開催

LINEで送る

この記事の写真を見る(5枚)

この記事の動画を見る

 強烈な寒気の影響で年末年始はグッと冷え込み、多くの場所で積雪が記録されました。子どもの頃、雪が積もると雪合戦で遊んでいましたが、実は雪合戦には国際ルールが存在します。

 北海道有珠郡壮瞥町(うすぐんそうべつちょう)で毎年開催されている、「昭和新山国際雪合戦」(※新型コロナウイルス感染拡大の影響により2020年、2021年は中止)。雪合戦の正式なルールを決めて大会を開いたのは、この大会が初めてだそうです。その歴史や雪合戦の正式ルールについて、担当者に話を聞きました。

「昭和新山国際雪合戦はこれまで31回開催されています。このイベントは、壮瞥町にある山・昭和新山が夏は多くの観光客でにぎわうのですが、冬は人影もまばらな状況になるため、停滞する閑散期の地域経済を活性化させるために何かイベントをしようという声が始まりでした。1987年12月、東南アジアからの観光客が雪と遊ぶ姿をヒントに、『昔の雪遊びの楽しさを現代に再生しよう』と雪合戦をイベント化するアイデアが浮上し、昭和新山国際雪合戦が産声をあげました」(担当者)

雪合戦は「YUKIGASSEN」として、国境を越えたボーダレス・スポーツとして歴史を刻みつつある
雪合戦は「YUKIGASSEN」として、国境を越えたボーダレス・スポーツとして歴史を刻みつつある

 1回の大会でおよそ70チームほどが参加し、今までにカナダやフィンランドなど海外のチームの参加もあるという昭和新山国際雪合戦。ルールは以下の通り。

(1)1チームは選手7人、監督1人、補欠選手は2人まで。選手はフォワード4人とバックス3人に分かれる。

(2)試合は3分3セットマッチ(2セット先取した方が勝ち)。時間内(3分以内)に相手コートのフラッグを抜くか、雪球を相手チーム全員に当てた時点で勝ち(そのセットは終了)。時間切れの場合は終了時に残っている選手が多い方が勝ち。

(3)ノーバウンドの雪球に当たった選手は“アウト”となり、コート外へ出なければいけない(そのセットはプレー不可)。味方の投げた雪球、自分の手を離れた雪球が当たってもアウト。

(4)1セットに使える雪球は90個(試合開始前に作った雪球だけ)。試合中に雪を集めて作った時は、その時点でアウト。

(5)相手コートに入れる選手は3人まで。(4人以上が入るとその時点で負け)先に相手コートに入った選手がアウトになってコート外に出るまで入れない。

LINEで送る

PUSH! | ラジオ関西 | 2022/01/03/月 15:00-16:00

放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

関連記事