作品の中で「オサカナ」と呼ばれるターゲット・元マフィアのゴンザレスが城田優、その恋人が生田絵梨花。テレビドラマ時代からずっと絡んでいる宿敵・赤星が江口洋介、警視庁の刑事・丹波(ルパン三世の銭形みたいな感じです)は松重豊、インターポールのエリート捜査官・マルセル真梨邑が瀬戸康史です。ハニートラップを仕掛けるプロ・波子が広末涼子、三代目ツチノコが角野卓造。
ほかに石黒賢、髙嶋政宏、生瀬勝久、真木よう子らが演じる濃いキャラが揃っています。
ロケ地は、映画第1作が香港、第2作がマレーシアでした。今回は、世界中のセレブが集まるタックスヘイブン(租税回避地)として知られるマルタ島。ここは、景色がいい・気候がいい・治安がいいということで映画のロケ地としてよく使われていて、“地中海のミニハリウッド”と呼ばれているんだそうです。
今作はマルタ島で国際警察が捜査するストーリーということで、たくさんの言語が出てきます。ダー子を演じる長澤はスペイン語と英語をしゃべります。真梨邑役の瀬戸はスペイン語・英語・フランス語で、ボクちゃん役の東出と生田は栃木弁。謎の女として登場する真木は関西弁です。撮影で頼りになる存在だったのがスペイン人役の城田で、本人が語学堪能なことからみんなのセリフの練習に付き合って、アドバイスしたそうです。
「コンフィデンスマン JP」はこれまで、連続ドラマとして合わせて10話、スペシャルドラマが1本、映画2作品、スピンオフ作品が2編つくられてきました。今作は警察との戦いや詐欺師同士の争いなどがあって、より一層大がかりな物語になっています。
ボクちゃんを演じる東出は「僕も台本を一読したときは、まんまとだまされました(笑)」と語っています。ダー子役の長澤は「結構みんなで頑張りました(笑)。きっと満足してくれる作品になっていると思いますので待っていてください」と、観客の期待に応える自信を示しています。
『コンフィデンスマン JP 英雄編』1月14日(金)、全国東宝系で公開。(SJ)