焼き穴子、ゆりね、あずき……お雑煮で兵庫“五国”の味を知る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

焼き穴子、ゆりね、あずき……お雑煮で兵庫“五国”の味を知る

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 神戸市兵庫区の「兵庫県立兵庫津ミュージアム」にある「初代県庁館」で、年始に、兵庫県内の各地域、いわゆる“五国”の味をお雑煮で親しんでもらおうと、特色の詰まったお雑煮が一堂に会するイベントが行われました。

 兵庫県は、「摂津」(神戸市、西宮市などの阪神地域)、「播磨」(明石市、姫路市などの県中西部)、「但馬」(豊岡市、香美町などの県北部)、「丹波」(丹波市、丹波篠山市)、「淡路」(淡路島)という、歴史も風土も異なる個性豊かな5つの地域、いわゆる“五国”から構成されています。

 1月8日に開催された「五国をいただきます! 兵庫五国お雑煮まつり」。好天に恵まれたなかで行われたイベントでは、摂津の焼き穴子入り「おすましお雑煮」、播磨の「ゆりねすましお雑煮」、但馬の「あずきお雑煮」、丹波の「白みそ鰹節お雑煮」、淡路の「白みそ青のりお雑煮」といった、各地域にまつわるお雑煮が登場しました。

兵庫五国のお雑煮が勢ぞろい。但馬の「あずきお雑煮」(左上)、淡路の「白みそ青のりお雑煮」(中央)、播磨の「ゆりねすましお雑煮」(右上)、摂津の焼き穴子入り「おすましお雑煮」(左下)、丹波の「白みそ鰹節お雑煮」(右下)

 会場に集った老若男女は、兵庫県ならではの味が詰まった正月料理を堪能。なかには、ひとりで食べ比べを楽しむ人も。思い出のお雑煮話で盛り上がっている様子があちこちで見られました。

 来場者からは、「初代県庁館に来たのははじめて。昔からこの地域に住んでいるが、正月のお雑煮としてぜんざいを食べるのは、このイベントではじめて。家ではおすまし風。またこのような機会があれば来たい」といった声や、「いろんなお雑煮が食べ比べられてよかった。初代県庁館はゆったりできて、取次役所でお雑煮を食べたが、日当たりがよくて気持ちよかった。家族でふるさとのお雑煮の味が違うが、ここではいろいろ食べられてよかった」という感想も。兵庫五国のお雑煮の味にご満悦の様子でした。

 今回のイベントで、お雑煮は予想を上回る人気となり、全種類が早々に完売したということです。

「五国をいただきます!兵庫五国お雑煮まつり」のようす

◆兵庫県立兵庫津ミュージアム
兵庫県神戸市兵庫区中之島2丁目1-17
電話 078-651-1868
開館時間
 <4月〜9月> 9:00〜18:00
 <10月〜翌3月> 9:00〜17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜(祝休日の場合は翌日)、年末年始(12月31日、1月1日)
アクセス 神戸市営地下鉄海岸線「中央市場前」駅から徒歩約5分

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