人気の観光スポットや空港を要する神戸の人工島・ポートアイランドと、都心の三宮とを結ぶ「ポートライナー」が、昨年2021年、開業40年を迎えた。運営する神戸新交通株式会社（以下、神戸新交通）では、2月に貸し切り列車を運行しての記念イベントを予定している。
「ポートライナー」は、1981年（昭和56年）2月5日、国内初の無人による自動運転電車「新交通システム」としてポートアイランド線が開業。同年に開催された博覧会「ポートピア’81」では、会場への主要な足として注目され、昨年2021年に開業40年を迎えた。神戸新交通は、2月26日に40年記念イベントを実施する予定だ。
イベントは、「貸切ポートライナーで巡る！ カッコイイ飛行機＆カワイイ動物 ふれあいわくわくツアー」と題し、1編成をイベント貸し切り列車として走らせる。三宮駅から神戸空港駅、神戸空港駅から計算科学センター駅までの約11キロを運行。神戸空港では、普段立ち入ることができないバックヤードを体験、神戸どうぶつ王国では、イベント特典として動物とのふれあいを楽しめるなど、特別感を味わえる内容となっている。また、各施設で、本イベント参加者のみへのプレゼントが用意されている。事前申し込み制。応募多数の場合は抽選となる。新型コロナウイルス感染状況等によっては、イベント内容の変更や中止の可能性がある。
また神戸新交通では、ポートアイランドの観光スポットや施設の入場がセットになった企画券を販売している。神戸どうぶつ王国の入国料とセットになった「神戸どうぶつ王国・ポートライナーセット券」や、「神戸どうぶつ王国・阪神電車・ポートライナーセット券」、また、ポートアイランドスポーツセンターのスケート滑走券がついた「ポーアイ・スケートチケット」もあり、それぞれ通常価格よりも割引になっている。
ポートライナーに乗って楽しめる「リアル謎解きゲーム ライナーくんのだいぼうけん」も開催中。さらに、ポートライナーに親しんでもらおうと、公式キャラクター「ライナーくん」のLINEスタンプを作ったほか、三宮駅や神戸空港駅などでは、駅名キーホルダー、缶バッジなどのグッズを販売。駅に設置された自動販売機やカプセルトイ機で手に入れられる。
神戸新交通の沖恵一さんは「ポートアイランドには、家族や友人と楽しめる施設が充実している。ポートライナーをぜひ利用してほしい」と呼び掛けている。
※ラジオ関西『サンデー神戸』2022年1月23日放送回より
