播磨発祥の「つぼさか」一族が集結して親睦会発足 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

播磨発祥の「つぼさか」一族が集結して親睦会発足

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 全国各地に“ナントカ会”との組織が存在するが、このほど播磨に「つぼさか会」なる組織が誕生した。「ツボサカ」という姓を持つ一族の寄り合いだ。

 昨秋に姫路で開いた発足会では、本家筋に当たる「壼坂酒造」に残されていた家系図を元に、一族の成り立ちや歴史を明らかにした「ツボジェクトX」という動画が披露された。

 それによると、一族は古くは三木城主に仕えていたが、秀吉の播州侵攻から落ち延びたそうで、高砂で塩を作って儲け、姫路に移ると香寺で酒造りを始めたという。それらは「雪彦山」の壼坂酒造、「播州一献」の山陽盃酒造として今も存続する。どうやら、酒を壺で売る“壺酒”から壷坂の姓が付いたようだ。また山崎では殿様に金を貸し、返済できない分は土地で収めてもらったと伝わるともいう。

「雪彦山」で有名な壼坂酒造

 現在、播磨では「ツボサカ」の名が付く企業が複数あるが、ルーツは同じ。いずれも工業系だが、毛色の違う事業を始めたところもある。

工具商社の「ツボサカ機鋼」

 飲食分野に進出した工具商社「ツボサカ機鋼」。姫路市内に2店舗を展開しているが、そのうちの「つぼさか商店」は、何と姫路駅構内、いわゆるエキナカ店だ。どこか懐かしい雰囲気で、入口では愛嬌たっぷりの怪獣「カネゴン」が迎えてくれる。記者も時々利用するが、いつも多くの客で大繁盛。歩道から店内がよく見える構造が道行く人を吸い寄せているのかも知れない。

 この会社、3月には「食とものづくりの未来予想図」という展示会をアクリエひめじで企画している(入場無料)。そのなかでは、優れた製品・技術を持つ取引先や市内の飲食店も参加し、自動配膳ロボットや警備ロボットの活躍実例を見せるという。

入口でカネゴンが出迎えてくれる「つぼさか商店」

(文=播磨時報社)

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