お笑いコンビ・さらば青春の光の東ブクロがMCを務めるラジオ番組『さらば青春の光 東ブクロの学生芸人YOAKEMAE』(ラジオ関西、日曜24時~)が2月6日に放送された。ゲストは2週続けて放送作家の渡辺佑欣。東ブクロとは18年来の付き合いで、出会いは同志社大学のお笑いサークル「喜劇研究会」。YouTubeチャンネルや単独ライブなど「さらば青春の光」のコンテンツに数多く携わっており、さらばファンにとっては“ナベちゃん”としておなじみの存在だ。
“さらば”結成前、それぞれ別のコンビで活動していた森田と東ブクロ(当時は東口)。森田が組んでいたコンビ・カサブランカの解散を知った東ブクロが長文メールを送り、口説き落としたと過去に明かしているが、コンビ結成をもちかけたきっかけのひとつに、「ナベちゃんからの刷り込み」があったという。
渡辺は、森田の漫才を初めて見たとき「こんなおもしろい人がおんのや」と「浴びた」感覚があったと明かす。あまりの衝撃にカサブランカの「全身黒いほう」(森田)がおもしろかったと東ブクロへ電話をしたのだという。
そのように当時、ことあるごとに森田の話題を出されていた東ブクロ。渡辺がそこまで誰かの名前を挙げるのは「珍しい」と感じていたという。その後、コンビ結成が決まった際は、渡辺に1番に報告したそうだ。それについて、「めちゃくちゃ律儀な後輩やな」と、渡辺は相当うれしかったと明かす。
その後、作家の“ひろちゃん”こと廣川祐樹が加わり4名体制でネタづくりなどをしていたさらば青春の光。当時はまだ仕事が少なく、何年も(作家2人へ)「ファミレス代しか払えてなかった」。本来であれば“付き合っていられない”と思いそうなものだが、渡辺は逆に「逃したらあかん」と思っていたという。また、ネタ作りの前はかなり準備をし、(さらばに)「なにしにきてん」と思われないよう気を張っていたそう。
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【東ブクロ】僕からしたら、ひろちゃんもナベちゃんもですけど、「もうやめときますわ」って言われたら、作家を失うのは当たり前と思ったぐらいのことだったんですよ。ようそこを何年も我慢してくれてたなっていう。
【渡辺】いやー、でもそれはやっぱり、2人のコントが、まずむちゃくちゃおもしろいっていうのはあるわけやんか。
【東ブクロ】まぁ、(作家2人が)「おもしろくしてくれてた」っていうのもありますからね。
【渡辺】で、「わぁ、ここに混じりたい」っていうのがまずあるから。まずは「自分が混じりたい」から始まってるってのがあったから、まぁそこは、そんなあれ(やめたいと思うこと)はなかったけどね。
【東ブクロ】俺ら最初、ナベちゃんもひろちゃんもおらん段階では完全に2人でネタ作って。森田がある程度設定やどうこうして、2人で話し合いながら組み立てて……みたいなときと、明らかにこの2人(渡辺と廣川)が入って変わったのは、あいつがやたら「ウケへんかったらあかんよね」っていうところを気にし出したっていうところがありましたね。
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さらば青春の光の歴史の一部が解き明かされることとなったこの放送。その他にも、渡辺が作家の仕事で稼げるようになったきっかけに学生お笑い時代の縁があったことや今後の目標なども語られ、リスナーからは「貴重な回」だと声が上がっていた。
※ラジオ関西 『さらば青春の光 東ブクロの学生芸人YOAKEMAE』2022年2月6日放送回より