2月14日はバレンタインデー。チョコレートが身近になるこの季節、おいしい食べ方や健康にもたらす効果などについて、日本チョコレート・ココア協会の担当者に聞きました。
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基本的には、コーヒーや日本茶、洋酒など、糖分が入っていない飲み物と合わせることがおすすめとされ、「チョコレートの甘味とバランスが取れるような、苦味のあるものやすっきりとしたものが良いでしょう」。また、紅茶の場合は、そのままだとチョコレートの味や香りに負けて頼りなく感じることもあるのですが、ミルクを入れるとバランスが良くなるそうです。
厚生労働省・農林水産省による「食事バランスガイド」には、「菓子・嗜好食品は一日に200 キロカロリーを目安とする」とあります。これは1日に食べる菓子などの総カロリーですが、板チョコレートの場合、だいたい35 グラムが200 キロカロリーに相当するとのこと。また、生活習慣病の改善など、チョコレートが健康にもたらす効果に関する報告から、1日5~10 グラム(板チョコレートで1~2片)程度のビターチョコレートを毎日続けることは健康にも良いとされているようです。
ちなみに、今年注目のチョコレートは「SDGsなチョコレート」。開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「フェアトレード」という仕組みで作られたものや、パッケージを簡略化したものなど、近年はチョコレート業界でも「サステナブル=持続可能」への動きが活発化しているとのことです。大切な人へのチョコレートを選ぶ際は、こうした考え方をプラスすると、もっと素敵かもしれませんね。
(取材・文=村川千晶)