朝ドラ『カムカム』で関心高まる“JAZZ” 初心者が楽しむコツを神戸の老舗ジャズクラブに聞いた | ラジトピ ラジオ関西トピックス

朝ドラ『カムカム』で関心高まる“JAZZ” 初心者が楽しむコツを神戸の老舗ジャズクラブに聞いた

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 NHK連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の影響もあって、ジャズへの関心が高まっている。もともと日本は、ジャズファンが多い世界有数の「ジャズ大国」。とりわけ神戸は、大正12年(1923)年に国内初の日本人プロジャズバンドが結成され初演奏を行ったことから、日本の“ジャズ発祥の地”と言われ、現在でもジャズを聴くことのできる店が多い。

 中心地と言えるのは三宮・北野町界隈。中でも、異人館街へと通じる北野坂沿いにたたずむ「ジャズライブ&レストラン ソネ」(以下、ソネ)は、50年以上の歴史を持つ。店内では毎日ジャズのライブを実施。“神戸でジャズを聴くならソネ”とされ、全国から客が訪れるほどジャズファンに広く知られる存在だ。コロナ禍にあっては、状況を見極め、感染予防対策を施しながら生演奏を届けてきた。(現在臨時休業中、※1)

「ジャズライブ&レストラン ソネ」
店内での演奏の様子(ラジオ関西『KOBE JAZZ PHONIC RADIO』公開収録、2017年)※現在は感染対策を施しながら実施

 代表の曽根辰夫さんによると、1995年の阪神淡路大震災以降は半年ほど休業。再開すると「生の音楽を聴きたい」という人が多数訪れた。「娯楽に飢えていたのでしょう。そこから27年経った今、コロナ禍にあります。どうしてもお客さんは減ってしまっていますが、しっかりと筋を通して店を続けていれば、あのときのようにお客さんが戻って来てくれると信じています」。

「ジャズライブ&レストラン ソネ」代表の曽根辰夫さん

 お酒とともに楽しむ人も多いジャズ。趣向を凝らした料理も店の魅力の1つだ。本格的なコース仕立ての料理から一品料理までさまざま揃う。かつては「ソネといえば肉料理」との評判を呼ぶほど有名で、多くのジャズミュージシャンも好んで食べたそう。阪神淡路大震災あたりから出すのをやめていたのが、最近、曽根さんの息子で三代目の正太郎さんら若いスタッフの声を受けて、復活を遂げた。

 当時の肉料理を復活させた理由について、正太郎さんは「以前は『神戸に来たらジャズとお肉』と言われていたが、その意識も薄れてしまっている。昔のイメージを改めて発信していきたい」と話す。

 人気なのは、ともにテイクアウト可能な「国産牛のステーキサンド」(1,760円)と「ビーフステーキライス」(1,480円)。国産牛のステーキサンドは、柔らかくジューシーに焼き上げた国産牛のフィレ肉を200グラム使用し、くん製した香り高いBBQソースを合わせている。一方「ビーフステーキライス」は、スパイシーな旨辛ピラフに、120グラムの牛ロースステーキを乗せた異国情緒漂う一品だ。

国産牛のステーキサンド(提供:ジャズライブ&レストラン ソネ)
ビーフステーキライス(提供:ジャズライブ&レストラン ソネ)

※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2022年2月15日放送回より

◆「ジャズライブ&レストラン ソネ」(2022年2月7日~まん延防止重点措置適用期間中は休業)
〒650-0004
兵庫県神戸市中央区中山手通1丁目24−10
電話番号:078-221-2055
営業時間:17:00〜24:00、ジャズライブ 18:50〜(この他の時間帯にもライブを行う場合あり)
定休日:年中無休(1/1〜1/3は休業)
フードメニュー一例:
「国産牛のステーキサンド」(店内:1760円、テイクアウト:3000円〈ハーフサイズ1800円〉)、「ビーフステーキライス」(店内:1480円、テイクアウト:1600円)
【公式サイト】




2022年2月15日放送回…放送音声

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