女優の武田梨奈が、パーソナリティーを務める冠ラジオ番組のなかで、リスナーからの質問に応えた。
『武田梨奈のこだわりな時間』(ラジオ関西)2月26日放送回のオープニングトークのなかで、30代の女性リスナーからの質問メールが紹介された。
「コロナ禍で会社が業績不振になり、昨年、早期退職しました。新しい仕事に就くなら、一度あきらめた教員になろうと、いま、猛勉強中です。30代になって記憶力が低下しているのか、覚え直すのも一苦労で、しかも、これをわかりやすく生徒に説明するのは難しいなぁと、壁にぶち当たっています。武田さんはせりふを覚えて演技し、アクションがあったりお酒を飲みながら演技をしたりしているのがすごいのですが、どうやって覚えているのでしょうか」(リスナーのメッセージより)
この質問に対して、「私も本当に覚えるのが苦手で、暗記力があまりなくて、人一倍、人十倍くらい努力しないといけない人間なのですが……」という武田は、「たとえば、せりふやアクションで、文字をおったり順番だけで覚えたりするのは、本当に初期段階のこと。それだけで覚えると、全身になじんでいない感じがするので、私はできるだけ集中して、頭や口だけでなく、『全身にしみこませる』作業をしています。覚えるまでやります」と、努力を重ねているよう。
そのうえで「完全に覚えたら、一度、全部忘れるくらいの気持ちで、突き放します」と、リセットの作業も行うという。これには理由があり、「せりふやアクションで、次にこの⼈がこういうせりふを⾔うということや、次はキックが来るという流れを、⾃分で暗記して頭でわかっているので。私の場合はよりリアルに⾒せるために、⼀回“忘れる”という作業を取り⼊れています」と持論を語った。
また、この話題は、番組にゲスト出演した俳優・森永悠希とのトークセッションでも展開。
芸歴22年と、この世界ではベテランの森永は、これまでの映画やドラマなどで長ぜりふも多く経験しているが、「僕は『説明ぜりふ』や、どうしても出てこない単語があるとき、“聴いて覚える”んです」という。
「自分で台本のせりふを吹き込んで、録音して、それを再生して覚えるという(形)。書いていた時期もあったのですが、耳から入ってくる情報のほうが(覚えやすく)、僕自身、自分のせりふよりも、人のせりふのほうがよく覚えていたんですよ。だから、『きっと聴くということのほうが定着するんじゃないか』というところに落ち着いて、録音して聴くようになりましたね」と、活躍著しい25歳は、せりふの暗記法を紹介した。
この話を受けて、武田は「『インプット』ですね! 私はずっとアウトプットで、声に出して覚えようとしたり、動きながらやってみたりしたのですが、今後はそれを取り⼊れてみようと思います!」と、森永の意見を大いに参考にしていた。
『武田梨奈のこだわりな時間』
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