【プレビュー】J1神戸、2022ホーム初戦で今シーズン初勝利なるか 酒井高徳「自分たちの特長を出して勝ちを狙う」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【プレビュー】J1神戸、2022ホーム初戦で今シーズン初勝利なるか 酒井高徳「自分たちの特長を出して勝ちを狙う」

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 サッカー・J1のヴィッセル神戸は、26日、いよいよ2022シーズンのホーム開幕戦を迎える。J1第2節では、ノエビアスタジアム神戸で、アビスパ福岡と対戦する。

 2月19日から3月19日まで、短い間隔での8連戦に臨んでいるヴィッセル。いきなり優勝候補の名古屋グランパス(2月19日、0-2)、浦和レッズ(2月23日、2-2)とアウェイ戦が続いたが、白星に恵まれず。ホームで今シーズン初勝利を挙げて、3月の戦いに向けて勢いを付けたい。

 名古屋戦ではチームがかみ合わないまま悔しい敗戦を喫したが、浦和戦でチームは奮起。期待のストライカーの1人・武藤嘉紀選手にゴールが生まれれば、アンドレス・イニエスタ選手が途中出場で今季初登場し、アシストなどで存在感の大きさを見せつけた。さらに、土壇場で槙野智章選手が古巣相手に劇的な同点弾を記録。ヴィッセルの新たなムードメーカーが結果を出し、貴重な勝点1を得たことで、チームの雰囲気も高まることは間違いない。「この勝点1が、必ず最終的には影響してくると思う。よく選手たちは頑張って追い付いた」と三浦淳寛監督。その引き分けをいかすためにも大事なホームゲームとなる。

三浦淳寛監督 (C)VISSEL KOBE

 昨年、福岡に2勝しているヴィッセルだが、いずれも拮抗した試合で、終盤になんとか勝ち越し、接戦をものにした。「福岡は昨年からやりづらいチームの一つ。攻守にハードワークでき、僕たちが苦手な空中戦を得意にしている」と山口蛍選手も相手を警戒する。智将・長谷部茂利監督のもと、攻守にオーガナイズされた福岡との一戦は、今回も難しい戦いが予想されるが、山口選手とともにチームの中軸を担う酒井高徳選手は「こっちが焦れてカウンターをくらうのではなく、相手の戦い方に合わせながら、自分たちの特長を出して勝ちを狙いに行く。キーワードは『我慢』」とコメント。

酒井高徳選手 (C)VISSEL KOBE

 その「我慢」という部分にも通じるのが、守備。「2試合で4失点が昨年から比べるといただけない。それがすべて後ろの責任かというとそうではない。新しい選手が入って多少昨年のベースからズレるところもあって難しくなるが、それでもやっていかないと。そこは反省点」(山口選手)、「ホームで初勝利を目指す中で無失点はやりたい。2試合(連続)2失点はいただけない。昨年は失点が少なかったことで順位に影響したと思うので継続してやりたい」(酒井選手)と、2人とも述べるように、チーム全体での守備の改善は喫緊の課題だ。前線から連動したディフェンスを仕掛けて、チーム最大の武器である攻撃にいい流れをもたらしていきたい。

山口蛍選手 (C)VISSEL KOBE

 そのなかで、メンバーのやりくりというところで、今回、どのような構成になるのかも見逃せない。イニエスタ選手の先発はあるのか。浦和戦で出場停止だったが、期待の新戦力の1人である扇原貴宏選手がどういう形で試合に関わるのか。中盤やDF陣の並びはどうなるのか。新たな抜擢はあるのか……。いずれにせよ、自慢のタレントが輝く瞬間を、ホームチームのサポーターは待っていることだろう。今年初めてクリムゾンレッドの1stユニフォームで試合に臨むヴィッセル。絶対に勝利がほしい一戦は、26日、午後4時にキックオフ予定。



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