マグロの「トロ」はその昔、捨てられていた? 「下魚」と呼ばれた時代から、寿司の定番ネタに至るまで | ラジトピ ラジオ関西トピックス

マグロの「トロ」はその昔、捨てられていた? 「下魚」と呼ばれた時代から、寿司の定番ネタに至るまで

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 スーパーでも簡単に手に入ることから食卓にのぼることも多いマグロ。そこで長年マグロを扱ってきた中村さんに、おいしいお刺身を見分けるポイントを教えてもらいました。

「おいしいマグロのポイントはなんといっても鮮度です。鮮度のいいマグロは全体が鮮やかな赤色をしていますので、全体が鮮やかな赤色、もしくはピンク色のものを選びましょう。また、マグロの身に赤や黒の斑点のようなシミや赤い線のようなものが入っているものには注意してください。これは血栓と呼ばれ、マグロの血抜きをうまく行えていないときに起こり、生臭さの原因になります。もう1つ、大切なのは、『筋』。白い筋が目立たない、筋の薄いものを選びましょう。柵で購入する際は柵に対して平行、もしくは斜めに筋が入っているものを選ぶ方がいいですね。最後に、赤い汁が出ているものはドリップといって、うま味成分が流れ出てしまっている証拠ですので避けましょう」

 スーパーでマグロを購入する際は参考にしてみてくださいね!

◆中村水産株式会社
神戸市兵庫区にある、マグロをはじめとした鮮魚や貝類などを扱う水産物総合会社。神戸中央市場では通常、一般のお客さんが直接購入することはできないが、中村水産株式会社では2022年3月からインターネットショップ「みんなのまぐろやさん」での通信販売を行う。マグロ専門の仲卸の強みを活かして生の本マグロや、天然の南マグロ、マグロの希少部位など一般にはなかなか手に入らないようなマグロ商品が購入可能。

(取材・文=柴田千恵子・バンク北川 / 放送作家)


・インターネットショップ「みんなのまぐろやさん」

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