兵庫県は8日、県内で新たに3,126人が新型コロナウイルスに感染したと発表した(うち242人はみなし陽性)。前週の火曜日(1日)の新規感染者は3,602人で、約500人減った。自治体別では、神戸市=1,174人、姫路市=348人、尼崎市=261人、西宮市=255人、明石市=144人、県健康福祉事務所管内=944人。既に公表済みの感染者計4人について発生届の取り下げがあり、感染者の総数は28万6,082人になった。直近1週間の新規感染者数は1日当たり3,113.6人。
新たに感染患者19人が死亡した。県の健康福祉事務所管内では、医療機関を中心にクラスター(感染者集団)が継続して発生している。また、8日午前0時現在で、県内の医療機関などにおける病床使用率は56.7パーセント(うち重症対応23.2パーセント)となっている。
兵庫県は7日、県の健康科学研究所でおこなったゲノム解析で、新型コロナに陽性となった5人が、オミクロン株のうち、現在の主流である「BA.1」系統よりもさらに感染力が高いとされている「BA.2」に感染していたと発表した。「BA.2」は「ステルスオミクロン」とも呼ばれ、ワクチンの接種で重症化リスクが低下することが示唆されている。全員、海外渡航歴がなく、市中感染とみられるという。いずれも軽症または無症状で、3人はすでに療養期間を終えている。