神戸の中心地・三宮から車で15分ほど行ったところにある「天空×大冒険 ソラカケル」(神戸市北区)は地上7メートル、3階建ての高さがあるアスレチック施設。レジャーとしてだけでなく、研修施設としての役割があり、「遊びながら学ぶ」というスタイルが注目されている。この場所を運営する有限会社ソウルメイトの代表取締役社長・茶原忠督さんに話を聞いた。
2009年にオープンした「天空×大冒険 ソラカケル」は全長200メートル。命綱をつけて細い丸太の上を渡ったり、ネットを掴みながら進んでいったりと、全18種類もの様々な仕掛けの中を進んでいく。休日は主にレジャー施設として利用されるが、平日は会社や学校の研修などでの利用が多い。
「地上7メートルの非日常で、チームメンバーが一緒になって困難(アスレチック)を体験する中で、チーム内でのコミュニケーションの取り方や、メンバーのモチベーションを上げる方法を自然と学べます。学校の遠足や校外学習などで利用されるほか、スポーツチームのチームビルディングにも最適。我々はこうした研修場所としての要素を大切にしています」(茶原さん)
もともと茶原さんはプロのスノーボーダーとして活動し、大会で優勝経験もあるほどの腕前。長野県白馬村でスノーボード教室をしていた経験などを活かし、研修事業に取り組んでいる。
「天空×大冒険 ソラカケル」では他の人が困っているのに我関せずという感じで進んでいく人もいるようで、そうした様子をスタッフが観察し、地上に戻った際にフィードバックを行う。
「組織の中でも前例のないものにトライしていかないといけないことがありますが、ここではそういったことを疑似体験できるようになっている。日常につながる気付きがたくさん隠れているので、それを理解することで『明日からこうしよう』という行動指針が生まれるんです」
料金は2時間遊び放題で大人3500円、小学生以下は3000円。最近は新型コロナウイルス対策として人数制限をしているため、ゆっくりと回れるということで顧客満足度も上昇。家族連れの需要もさらに多くなり、コロナ禍で遠方にいけなくなった修学旅行の一訪問先に選ばれることも。4歳から利用可能で、上の年齢制限はなく67歳の方が利用されたこともあるそうだ。
1月上旬から冬季休業に入っていたが、現在は営業を再開。幅5センチのラインの上で、バランスをとりながら様々な技に挑戦する新感覚のスポーツ「スラックライン」が楽しめる「SLACKLINES PARK KOBE」と、3メートルと7メートルの2階層に分かれていて小さいお子さんもチャレンジしやすいサイコロ型のコース「MEGA DICE」の2つの施設を利用する際には、別途費用が必要。
※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2022年1月18日放送回より
◆「天空×大冒険 ソラカケル」
【公式HP】
【2022年1月18日放送回…放送音声】