河治さんいわく、「すごいタレントがいるというわけではないが、戦い方がはっきりしていて、しっかり守りながらカウンターを、特にサイドから狙ってくるチーム」であるメルボルン・ビクトリー。「サイドアタックのところで、右サイドのマルコ・ロハス選手が主力で、彼の仕掛けと、そこに展開する中盤のジョシュア・ブリランテ選手のところをマークしなければいけない。また、センターバックのロデリック・ミランダ選手から、センターフォワードのニコラス・ダゴスティーノ選手に1本の縦パスが入ってくることがあり、それで一気に裏を取られるリスクがあるので、そこをどう前のチェックから含めてケアするかというところ」と、相手の警戒点をピックアップ。
そして、注目のマッチアップにはヴィッセルのイニエスタ選手と、メルボルン・ビクトリーのブリランテ選手の両キャプテン対決を挙げる。「このマッチアップは熱い。ブリランテ選手を中心に組織でイニエスタ選手のところを消してくると思う。そして、イニエスタ選手は活躍するのが大前提となっていて、今の状態でいうと頼りになるし、活躍しないはずがないと思うが、周りの選手がイニエスタ選手に出せるのか、また、受けられるのかが鍵になる」と、イニエスタ選手をどういかせるかも、ヴィッセル勝利のポイントの1つとしてコメントしていた。