他にも何着か学ランをもらったのですが、すべて中ラン、長ラン、裏地に刺繍が入ってたり、ズボンに隠しポケットがあったりと、完全にヤンキー仕様。当時はそんな制服が普通と言えば普通だったんです。
でも、そんな学ランを着ていたからか、高校では全くモテなかったですし卒業式の後に「第二ボタンください」なんて言ってくれる女子はひとりも来なかったです(笑)。もしかしたらボタンをもらう文化自体が僕の中学校時代で終わってしまっていたのかも知れませんが……。
それにしても、当時、私からボタンや学ランをもらって帰った方々は、今でも私のことを思い出したりしてくれているのでしょうか?
気になった私は「もらった第二ボタン等のその後は?」というアンケートを30代から50代の女性約100人に尋ねて回ったのですが、
「今でも大切に持ってますよ」と答えた方は、誰ひとりいませんでした……。
大半の方がけっこう早い段階で、「他に好きな人ができたんで捨てました!」という回答。「女性は切り替えが早く、男は引きずる」と言いますが、とてもあっさりしています。卒業式の感傷的な雰囲気に流されて思わず「第二ボタンください」と言ってしまったのでしょうか?
いや、本当に私のことが好きで好きで好きだったに違いない……いや、そう思いたい! 思わせて!
久しぶりに学ランに袖を通して、この結果……。もの思いにふけってみた、今日この頃です。