輸送用コンテナを活用したライブステージにもなる練習スタジオ2棟(「STUDIO ONE」「STUDIO TWO」)と、ドリンクカウンターとDJ ブースを備えた管理棟1棟(「BAR ハッテマンラ」)が設置される。練習スタジオには楽器や音響機器も完備されており、前⾯を開⼝することで⼤⾃然の中で広々と⾳楽練習を楽しむことが可能。2棟の練習スタジオは向かい合う形で設置され、キャンプやBBQを楽しみながら、2ステージ制・200人規模のフェスを企画することもできる。
テントやタープ、BBQグリルなどのキャンプギアを5点一律3,000円でのレンタルを実施予定で、手ぶらで気軽に楽しめるのも魅力のひとつだ。
また、テントやタープを張ることができる区画も設けられており、ギターなどを自由に演奏可能。ゲレンデ広場を活用した1000人規模のフェスを開催するための巨大タープや音響設備も常設され、プロユースにも対応。周囲に民家はなく、好きなだけ音を鳴らせるのも魅力だ。
「密を避けた自然環境の中で音楽を存分に楽しみ、新しい世代が新しい価値観を発見できるような“場づくり”を目指す」という南出さん。「プロのミュージシャンだけでなくインディーズやアマチュア、特に大学軽音団体に使ってもらいたい」と述べ、大学生ら若い世代の積極的な活用を促す。
「神戸VARIT.では、有名アーティストの誘致だけでなく、毎年季節ごとに大学軽音団体のレンタルイベントがあり、今まで多くの地元大学生がステージに立ってきました。その中から実際にメジャーデビューを経て、またVARIT.に帰って来てくれる地元アーティストもいて、そんな循環を大切に今まで大学軽音団体とVARIT.はつながり続けてきました。しかしコロナ禍の影響で、毎年行われていたイベントが中止になり、思うようにライブができていない。そんな大学生たちに、自然の中で練習に励み、仲間と思い出をつくり、まるでプロのミュージシャンのようなフェス出演を体験できる施設にしていきたいと思っています。この企画も大学生にアンケートをとったり、手伝ってもらったりしており、共創事業としての側⾯も持たせたいと考えています」(南出さん)
まずは、2022年5月末に大学の軽音団体による合同フェスをプレイベントとして行い、その後6月のグランドオープンを目指す。現在、プレイベントとなる大学軽音合同フェスの開催費用や、施設をつくるために必要な資金を募るクラウドファンディングも「CAMPFIRE」で4月27日まで実施している。
(取材・文=柴田千恵子)
京丹後BEATCAMPへ向けて、いよいよ具体的な動きをしていきます!第1歩はクラファン挑戦です。https://t.co/I4UNyuDfFY
— BEATCAMP (@BEATCAMP_tech) February 23, 2022
長々と(笑)書き綴っておりますので、ぜひご一読いただけますと嬉しいです。#音楽好きな人と繋がりたい #キャンプ好きな人と繋がりたい #クラウドファンディング #campfire pic.twitter.com/S0NRW5MClw