「(『セレッソファミリー』は)昔からある言葉で、会社やクラブ(フロント)、チーム(現場の選手やスタッフ)だけではなく、地域の方々、サポーターやスポンサーといった応援してくださっている方々を含めて、『セレッソファミリー』なんやと。(家族的な)すごく温かみがあるクラブなんだなというのが、僕は3年離れていたが、戻ってきて改めてわかった」。そんな一体感のあるC大阪は、現在も地元住民とゴミ拾い活動をしたり、地元のシンボル・通天閣へ必勝祈願に行くなど、地域との交流イベントを重視。酒本氏も意欲的に活動を行っている。
「クラブがあって、自分たちがいるというのを再確認している」という酒本氏。そんな愛着あるC大阪での目標はタイトル獲得、J1リーグ戦やカップ戦での優勝だ。「アンバサダーとして様々な活動をすることはもちろん大切ですが、今シーズン、タイトルを取ることが地域の方々やサポーターの皆さまへの恩返しだと思う。何が何でも優勝を目指したいし、(タイトルを)取らなアカンなと思っています」と、2017年シーズンの二冠以来となる栄光に向けて、クラブの一員として奮闘していくことを誓っていた。