監督交代で再起図るJ1神戸、ホームで京都戦 イニエスタ「勝って自信を得て、いい流れを作りたい」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

監督交代で再起図るJ1神戸、ホームで京都戦 イニエスタ「勝って自信を得て、いい流れを作りたい」

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 京都とのJ公式戦での顔合わせは、2013年シーズンJ2第39節以来。そのときJ1昇格に王手をかけていたヴィッセルは、京都と激しい攻防を繰り広げ、終了間際にも絶好の決定機があったものの、スコアレスドローに終わった。それでも、当時はJ2ながら2万2,468人の大観衆のもと、ノエスタはサポーターの作り出す素晴らしい雰囲気が激闘を演出した。そして、直近のヴィッセルのホームゲーム、ACLプレーオフのメルボルン・ビクトリー戦でも、ファン・サポーターの拍手で作り出した応援が、チームに勢いをもたらした。

 「ACLのプレーオフのときの雰囲気であったり、勝ったときの一体感であったり、ああいう厳しい試合を勝ち切れるというのは、スタジアムに来てくれるファン・サポーターが作り出した雰囲気が僕たちを後押ししてくれたのは間違いないと思う」と山口選手。「できるだけACLのプレーオフみたいな素晴らしい雰囲気を作ってもらえると、僕たちもより力を発揮できると思うし、勝ったときの喜びというのはすごく大きいものがあるので。できるだけ満員に近いような雰囲気の中で試合に挑みたいし、できるだけ多くの人がスタジアムに来てもらえるとありがたいと思う」と、ファン・サポーターの存在の大きさを強調。そのうえで「来てくれたからにはしっかり初勝利をあげないといけない。その責任も僕たち選手にはあると思う」とチームリーダーは気を引き締めていた。

 ピッチ、スタンド一体となって今シーズンJ1初勝利を得ることができるか。新年度の初陣、ホームゲームでヴィッセルの底力が試される。

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 相手の京都は12年ぶりにJ1復帰を果たし、今シーズンの開幕戦ではいきなり浦和レッズに勝利。リーグ戦では1勝2分け2敗だが、2年目を迎える曺貴裁(チョウ・キジェ)監督のもと、「自分たちの戦い方を貫くなか、できること、できないことを把握しながら進めている。まずまずの入り方をしている」と、3月31日放送のラジオ関西『GOGO!ヴィッセル神戸』で述べたのは、サッカー専門紙『エル・ゴラッソ』の京都担当を務めるサッカーライターの雨堤俊祐さん。「京都のサッカーは、どんどん敵陣の高い位置からプレッシャーをかけていこう、ボールを奪って守備の勢いのままゴールを目指すやり方。守備から攻撃の切り替え(の速さ)だったり、後ろ3人を残して7人全員が攻撃にいくという、極端にいえばそういう意識でプレーしている」という攻守にアグレッシブな戦いは、ヴィッセルにとっても脅威となるだろう。

 また、雨堤さんも挙げた京都のキーマン、得点源となっている元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカ選手と、育成組織出身のU-21日本代表MF川﨑颯太選手をヴィッセルがどう封じ込めることができるかも、見どころの1つ。川﨑選手は曺監督いわく「ホールディング7」という、いわゆるアンカーポジションを担っているが、京都の生え抜き舵取り役と、ヴィッセルのキャプテン、世界的スーパースターのアンドレス・イニエスタ選手の対峙も、注目のマッチアップとなる。


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GOGO!ヴィッセル神戸 | ラジオ関西 | 2022/03/28/月 18:00-18:30

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