「トランスフォーマー」シリーズなどでハリウッドの“破壊王”として知られるマイケル・ベイ監督が描く、派手なカーアクション。映画『アンビュランス』が全国ロードショー中です。
舞台は現代のアメリカ・ロサンゼルス。元軍人のウィルは難病の妻の治療のため費用を工面しようと、兄のダニーに助けを求めます。
ダニーは、表向きは自動車販売店の経営者ですが、裏の顔は銀行強盗で大金持ちです。弟のウィルはダニーからおよそ36億円を奪う銀行強盗を手伝うよう誘われ、気が進まないながらもこの計画に参加します。
しかし、予想外の事態に見舞われて強盗は思うように進まず、ウィルは警察官を撃ってしまいます。計画通りなら誰も傷つけずに大金を手にするはずでしたが、ダニーとウィルは警察から追われることになります。
瀕死の警察官を運ぶため現場へ救急車が駆け付けますが、2人はこの救急車を奪って逃走します。後部座席には女性救急救命士・キャムと、ウィルに撃たれて重傷を負った警察官が乗っています。
逃げる救急車、追いかける警察車両。LAを猛スピードで走り抜けるカーチェイス。逃げ切りたいけれど誰も死なせたくない2人は、この事態をどう突破するのでしょうか……。
作品タイトルであるアンビュランスの意味は「救急車」です。後半はずっと救急車を警察が追うカーチェイス場面の連続なのにこの映画は全く飽きさせません。“超ド派手ノンストップ・アクション”というプロモーションフレーズは真実です。