サッカー・J1のヴィッセル神戸は、10日に行われるJ1第8節でセレッソ大阪とホームのノエビアスタジアム神戸で対戦する。キックオフ予定は午後2時。
J1ではここまで4分け5敗、勝点4。いまだトンネルの出口が見えず、18チーム中、暫定17位(4月8日現在)と苦しむヴィッセル。それでも、ホームでなんとか白星を得て、次週からのACL(AFCチャンピオンズリーグ)グループステージへ弾みをつけたいところだ。
そんなチームは8日、新監督にスペイン人のロティーナ(ミゲル・アンヘル・ロティーナ・オレチェバリア)氏(64)の就任を発表。同日の練習から早速指揮をとり、今回のセレッソ戦でクリムゾンレッドでの初采配に臨む。
ロティーナ新監督にとってはいきなりの古巣対決となる、セレッソ戦。「セレッソでは2年いて素晴らしい経験ができ、チーム、ファンとも素晴らしい関係を築けたので、特別な試合だと思う」と述べたうえで、「ただ、自分たちにとって重要な試合なので、しっかり準備したい」と気合いを込める。「セレッソは(近年)リーグの上位で戦っている印象。自分たちが指揮をしたときは5位、4位になり、昨年はACLを戦っている。これだけ上位で長年戦っているということは、J1でセレッソがもっている位置(実力)が、どれだけ大きいかを示している」と、かつて指揮したチームをリスペクト。そんな縁ある相手との一戦で、準備期間が短いなか、どのような策を繰り出すか、早速、名将の手腕に注目が集まる。
一方、ラジオ関西『GOGO!ヴィッセル神戸』で4月から月イチパーソナリティーとして出演しているDF槙野智章選手が、4日の放送でセレッソ戦への意気込みを次のように語っている。
――今シーズンのセレッソの印象は?
【槙野選手】 各ポジションに能力の高い選手がいる。若い選手が今シーズンは台頭してきているイメージ。サイドの山中亮輔選手が(浦和レッズから)加入したことによって、セレッソのサイド攻撃はより活性化しているし、サイドからの得点シーンが増えているのが、今年のセレッソのストロングポイント(とみている)。そこは、ヴィッセルとしては封じなければならない。
――過去、セレッソと対戦してみての印象は?

