大阪府
東大阪市出身 40代 「ようけ」または「ようさん」
東大阪市出身70代 「ぎょうさん」
寝屋川市在住 30~50代 「ようさん」
堺市出身 40代 「ようさん」
兵庫県
神戸市出身 50代 「ぎょうさん」
明石市出身 30代 「ようさん」
西宮市出身 50代 「ようさん」
京都府
京都市出身 50代 「ぎょうさん」
そして奈良出身50代の私「たくさん」。
何やそれ? と言われるかもしれませんが、実は子どものころはほとんど使わず、大人になってからあえて、「ようけ」「ぎょうさん」と言うようになりました。
ここまでで尋ねた人たちは全体に年代が高めだったため、社内の若手にも聞きました。すると「意味はわかるけれど、使わない」という声がほとんど。そんななか、調査に協力してくれた寝屋川出身の女性のお子さんたちはいずれも言わないそうで、使っているのは……?
「めっちゃ」。
出てきました。そう、これも関西発・全国区の言葉とされています。確かに40才前後から下の世代では「めっちゃ」を使う人が多いですね。前出の『関西弁辞典』には「ギョーサン」の解説として次のようなことが載っています。
「(前略)70年代以降、大阪では中高年世代でギョーサンの使用が減り、これに代わってヨーサンが使用されてきたが、90年頃から大阪市内でメッチャが使用されはじめたため、ギョーサンはほとんど使われることがなくなった」。
これらの結果を大まかに分類すると、総じて、年齢が高い世代は「ぎょうさん」などを使い、それより若い世代は「めっちゃ」が多い傾向がある、と言えそうです。