兵庫県警・生田署と子ども服メーカー大手「ファミリア」(いずれも神戸市中央区)がコラボレーションし、春の全国交通安全運動(4月6日~15日)に合わせて神戸・旧居留地のファミリア神戸本店で交通ルールを学ぶイベントを開いた。(※記事中写真はすべて、保護者の同意を得て撮影、掲載許可を得ています)
子どもたちの安全を守るため、警察官による交通にまつわる話やシミュレーター体験、白バイやパトカーに乗り記念撮影できるスペースなどを設け、親子が楽しく交通安全を学んだ。
ファミリアでは、新型コロナウイルス感染拡大対策を施したうえで、より多くの子どもたちが参加できる場を、との思いでSNSなどを通して事前予約制とし、グループごとに時間を区切り、約150組の親子が参加した。
兵庫県芦屋市に住む6歳の男の子と母親は「コロナ禍で外出自粛が続くと、子どももストレスをためてしまうので、こうした機会があると気分転換にもなり、かつ交通安全も学べて良い機会になった」とにこやかに話した。
幼稚園に通う女の子を連れた神戸市西区の母親は、「大学が多いエリアに住んでいます。娘の通園路で(学生が運転する)自転車が飛び出してきて、ヒヤッとすることもしばしば。この新学期も娘の手をしっかり握って、前後確認しながら送り迎えします」と気を引き締めた。
兵庫県警によると昨年(2021年)、兵庫県内で起きた交通事故で、中学生以下の死傷者は1271人(全世代では2万157人)。特に春先は、新学期を迎えて行動が活発になるため、子どもたちが事故に巻き込まれる傾向が高いという。