コロナ禍に陥って以降、リモートワークをする人も多い。デスクで作業するのが一般的だが、たまには気分を変えてソファに腰かけながら……なんていう人もいるようだ。ただ、オンライン会議の際、ソファ前に置いて使うローテーブルだと、カメラに低いアングルから映ってしまう。こうした悩みを解消できるアイテムがあるという。
「ソファ周りに設置し、カフェテーブルとして活用できるテーブルがあります」と話すのは、世界三大銘木の1つ・チークを使った家具の専門店「スキャンティーク」(神戸・六甲アイランド)のスタッフ・岡田さん。
同店では“多用途サイドテーブル”として販売されているもの。「高さ60センチと、通常のリビングテーブルより高いため、ソファ周りで、PC・タブレットを置いて、リモートワークやオンライン通話に使うこともできます。リビングスペースだけでなく、ベッドサイドや玄関先にも置きやすいサイズのため、一家に複数台お持ちの方もいらっしゃいます」。
岡田さんはさらに、部屋の限られたスペースをうまく活用できる家具として、「古くからヨーロッパ形式の家具としても人気の“ネストテーブル”がおすすめ」という。
「入れ子式でそれぞれが独立しているので、違う場所で使ってもいいですし、セットでグラデーションを描くように合わせても楽しめます。アレンジ(のバリエーション)が豊富なので、使い方に合わせてご提案しております。例えば、2つのテーブルの高さをあえて変えている『ISLANDネストテーブル』という商品は、重ねた状態でも、間にリモコンや雑誌などを置くスペースとして使え、散らかりがちなテーブルの上をすっきり見せてくれます」。
いずれもチーク製。チーク材は黄金色が特色で、「木の宝石」とも呼ばれている。もとは宝飾販売をてがけ、インテリア業界とは無縁だったという岡田さんは、接客販売の幅を広げるため、さまざまなお店を見ていたときにチークと遭遇。そのぬくもりある色と艶やかな質感に感動したと話す。また、年月が経つほど深みが増し、より一層美しい表情を見せてくれる上、船舶の甲板などの用材になるほど水に強い。その丈夫さから、ヨーロッパのあたりでは甲板に使われたあとの廃材で作ったベンチが公園に置かれているのだという。
機能性が高く、丈夫な「木の宝石」チーク材の家具を取り入れれば、普段の生活もリモートワークも快適になりそうだ。