サッカーの聖地「国立」でのホームゲーム開催、女子サッカー・INAC神戸の思いとは 安本社長が明かす「逆転の発想」ラジトピ ラジオ関西トピックス

サッカーの聖地「国立」でのホームゲーム開催、女子サッカー・INAC神戸の思いとは 安本社長が明かす「逆転の発想」

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「うちの選手たちに、今シーズンのラストでノエスタが使えないんだったら、1年間頑張ってきた分をそこ(国立)でやらせてあげたい。選手たちにここで経験を積ませたいし、この国立の空気を吸えばまた上手くなると思うので」

「開幕戦もウチの試合からスタートしたが、WEリーグ初年度にこれ(国立開催)をやっておきたい。WEリーグをより知ってもらうチャンスであり、ここでやらなければ、9月から(の来シーズン)になってしまう。ここで今シーズンの集大成にしたい。この浦和との試合については『INACがリーグ優勝して、皇后杯を優勝した浦和レッズと戦う、真のチャンピオンシップだ!』ともう言い切っているので。他クラブのファン・サポーターの皆さんからすると(リーグ優勝はまだ決まってないのに)『何を言ってるんだ?』と思われるかもしれないが、そう言われてもいい覚悟で臨んでいる。(WEリーグ盛り上げのために)もう“エッジを立てる”と決めたから」

 この一戦では、INAC神戸と浦和がともにチームカラーが赤ということから、近々、『#国立を赤く染めよう』というハッシュタグを出してSNSを通じて国立開催を盛り上げていくと話す、安本社長。来場者プレゼントとして、ハリセンにできるような赤色の紙を配って、スタジアム全体を赤にする計画もあるという。「どっちも赤。コレオ(グラフィー)ができるほどの組織力がまだ女子の世界にはないので、ならば赤いものを」。また、キックインセレモニーの人選など、国立開催に関連する様々な企画も考えているそうだ。

 そして、気軽に女子サッカー観戦を楽しんでほしいという思いから、メイン自由席を2000円、バック自由席を1500円、サイド自由席を1000円という価格設定にして、さらにはこれまでのホームゲームと同じく小・中・高・大学・専門学生を無料(チケットサイトでの登録が必要)に。そこには女子サッカー普及とともに、「オリンピックも見に行けなかった国立を一度、生で見てほしい」という思いも込められている。ほかにも、国立競技場内をめぐるスタジアムツアー、神戸からの飛行機での応援ツアーを開催することや、国立には行くことができない神戸のサポーターや一般の人々向けに地上波での中継を予定していることも安本社長はラジオで明かしていた。

「国立向かいの外苑西通り沿いにあるラーメン店『ホープ軒』さんもポスターを貼ってくれる。何回も食べに行って『ポスター貼ってほしいんですけど』『お客さんいいよ! 何回も食べに来ているから』と。このノリでいってますから(笑)」「ただ、社員からは先日、『社長の頭の中(の情報を)ちょっと私たちにおろしてください』と言われてしまい、そこは申し訳ないという話しもしつつ(苦笑)、準備をみんなで進めている。でも、そう言える、共有できる環境がチームにもスタッフにもあるから、最近チームが好調なんじゃないかなと思っている」という話しもしていた安本社長。最後に「優勝に向けて、誰も浮かれていない。星川敬監督、選手、コーチ、スタッフたちとともに、一戦一戦、勝点3を積み上げたい。頑張ります!」と締めくくっていた。

※ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』2022年4月11日放送回より




2022年1月から『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)エンディングテーマとなっているSHIONの「Our Path ~volume 2~」

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カンピオーネ!レオネッサ!! | ラジオ関西 | 2022/04/11/月 18:30-19:00

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