吉本興業のお笑いコンビ「からし蓮根」(杉本青空・伊織)が水曜パーソナリティを務める番組『Clip』(ラジオ関西、月-木午後2時30分~)で、先日行われた「上方漫才大賞」の新人賞受賞者を決定するネタ披露前後で、それぞれの身に起こった予想外の出来事を語った。
4月9日、関西テレビほかで放送された「上方漫才大賞」の“新人賞”にノミネートされた、からし蓮根の2人。受賞者は放送当日のネタ披露を審査する形で選ばれ、今年度の新人賞受賞者は、からし蓮根と同じよしもと漫才劇場で活躍する、先輩コンビの「ニッポンの社長」が受賞することになった。
これについて伊織は、受賞式前に「完全にミスったことがある」と当日の様子を回想。というのも、もともと伊織は授賞式前の空き時間に1人で神社にお参りに行く予定だったとのこと。しかし、空き時間に話していた辻(ニッポンの社長)と田中ショータイム(フースーヤ)と3人で一緒にお参りに行く流れになったという。そして結局、ニッポンの社長が新人賞を受賞することに。そのため伊織は「1人でこっそり抜け駆けしてたら、(賞を)獲れてたかもしれん」と語った。
また、新人賞を惜しくも獲り逃した帰り道、銭湯に寄った青空。そこで偶然、脚本家の宮藤官九郎に遭遇したという。青空は向こうから自分の存在に気付かれるのではないかと若干の期待を抱いたというが、結局気づかれず。唯一、青空が持ち帰った宮藤官九郎情報としては、「銭湯のテレビで動物番組が流れていた際、インコがたくさん出てきたところで興味深そうに観ていた」ことだけだった。
そして、この「上方漫才大賞」の“大賞”は、「M-1グランプリ2019」の優勝者でもあるミルクボーイが受賞することに。授賞式の前日、ミルクボーイとテレビ収録が重なった伊織は、駒場(ミルクボーイ)と楽屋で会話をする中で、「大賞、誰なんすかね?」とカマをかけたという。それに対して、その場では自らの受賞をにおわせることなく会話に応じていた駒場だったが、フタを開けてみれば受賞者はミルクボーイだったため驚いた、と伊織は語った。
一方で青空は、大賞の受賞者がミルクボーイであることはなんとなく予測がついていたとのこと。伊織と同じく授賞式前日のテレビ収録の際、テレビ収録とは無関係の衣装の試着をしている内海(ミルクボーイ)に、偶然遭遇したという。さらにその後、メイク担当スタッフから「上方漫才大賞のお客さんってどんな感じ?」と問いかけられたと明かし、「(それらの出来事から)でっかい点と点が線になった」と語った。
※ラジオ関西『Clip水曜日』2022年4月13日放送回より