宝塚歌劇団雪組の縣千(あがた・せん)が、4月18日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西、月曜午後8時〜)に出演。この日宝塚大劇場で千秋楽を迎えた「大江戸スクランブル『夢介千両みやげ』」、「ショー・スプレンディッド『Sensational!』」の新人公演で主演を務めた心境や、公演を経て感じた思いについて語った。
番組冒頭、4月12日(火)の新人公演で主人公の夢介を演じた縣の姿に、「本当に楽しんで演じているのが伝わってきた」とコメントした番組パーソナリティーの小山乃里子。縣自身も「自分のやりたいことをさせてもらったなと(感じている)。原作を読んで夢介を自分の中でかみくだいて、『私はこういう風に思ったよ』というのをできたんじゃないかなと思います。まずは自分の心のままに(お芝居を)させてもらったなと思います」とコメントし、確かな手応えを感じたことを明かした。さらに、出演者全員が心を通わせ合いながら舞台に臨めたようで、公演を思い返して思わず「幸せすぎました」ともらすほどに、満足感を得られたことが伝わってきた。
“道中がっぱ”に“三度笠”を身にまとった下級生たちが登場するシーンは、縣も驚くほどの大迫力だったという。エネルギッシュな下級生たちの姿に、自分自身もさらに気持ちがたかぶったそうで、「下級生の勢いを感じて、幸せだなと思いました」と公演を振り返った。
「正直、どんなことを自分が話したのかはあまり記憶がないです」と話すほど、公演最後の挨拶は感極まっていたという縣。実は、本公演と同じように会場全体が一体となれるかどうか不安もあったと胸の内を吐露した。そして公演を経た思いとして「本当に幸せだったなということと、最後に皆さんと手拍子をしたあの感動は本当に忘れられないなと思いますね」と語った。
本公演では、剣客修行の斎藤兄弟に帯同する遊び人の“金の字”を演じた。最後のシーンでは、裃(かみしも)と長袴に身を包んだ“遠山の金さん”の姿で登場して観客を驚かせた縣。稽古期間中に観たテレビドラマをきっかけに「『遠山の金さん』にどハマりした」と話し、「私のバックには常に(桜吹雪が)あると思って演じています」と声を弾ませた。
雪組東京宝塚劇場公演は、5月7日(土)〜6月12日(日)での上演を予定。新人公演は5月19日(木)で日程が組まれている。
ラジオ関西『ビバ!タカラジェンヌ』
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