兵庫県の県鳥「コウノトリ」の保全活動を通じて環境の大切さを知ってもらうだけでなく、コウノトリゆかりの豊岡市の魅力も体感してもらおうというツアーが、6月から期間限定で行われる。
今回のツアーは、コウノトリの生息地である豊岡市の戸島湿地で、コウノトリの野生復帰について学ぶとともに、湿地の整備などのボランティア活動を実施。その後、観光名所・城崎温泉の温泉宿での宿泊や、出石でそば打ち体験などもできる。JA共済連兵庫と神姫観光株式会社が、豊岡市、兵庫県立コウノトリの郷公園、日本コウノトリの会、一般社団法人豊岡観光イノベーションとともに企画した。
ツアーの交通費やボランティア活動時の昼食代などはJA共済連兵庫が地域貢献の一環として負担するため、通常のバスツアーに比べて格安で参加できる内容だという。1泊2日のバスツアーの出発日は、6月1日・10日(出発地=三木、社、加西、福崎)、2日・9日(出発地=神戸三宮、姫路)、3日・8日(出発地=明石、加古川、姫路)の6日間、設定されている。料金は1泊4食付きで1万9800円(4名1室、1人分)。ツアーの募集は4月20日から始まっており、申し込みなどの詳細は神姫観光のホームページに掲載されている。
JA共済連兵庫では、「この活動を通じて、県鳥の『コウノトリ』の野生復帰や生息地の環境保全、地域の活性化など、身近にできることから取り組んでいきたい」としている。
◆神姫観光 HPより
【「コウノトリ生息地で保全活動と名湯 城崎温泉ご宿泊」】