長野県安曇野市穂高にある穂高神社では、今年、式年遷宮「小遷宮」の年。5月の寅の日・寅の刻(1日午前3時頃)に本殿遷座祭が行なわれる。
穂高神社の式年遷宮は、人々の永遠の発展を祈り、20年に1度、御本殿一殿を造り替える「大遷宮」と、7年に1度、清掃と修復を行う「小遷宮」というしきたりがあり、1483(文明15)年から500年以上にわたって受け継がれている。
その「小遷宮」が行われるのに合わせて、遷宮祭を盛り上げる催しが4月29日(金・祝)~5月15日(日)の期間中、多数開催される。
穂高神社境内の南神苑で行われる人形絵巻「穂高人形ものがたり」では、「本能寺の変」や「関ヶ原の戦い」、「犀龍と泉小太郎伝説」といった戦国時代の戦いや有名な伝説の名場面を地域で受け継がれている「穂高人形」で再現する。
また、穂高神社の北神苑では、式年遷宮へ来る人を迎えるイベント「あづみ野てらす」が開かれる。「グルメ」「クラフト」「アウトドア」の3種類のブースが登場し、安曇野放牧豚を使った焼肉や信州サーモンを使った丼や、地元のクラフト作家の作品の販売、子どもが楽しめる電動カートなど、信州・安曇野の魅力を堪能できる。