近畿厚生局麻薬取締部神戸分室は21日までに、覚せい剤約1キロを、ケニアからの国際貨物便で密輸したとして、麻薬特例法違反と覚せい剤取締法違反の両容疑で大阪市東淀川区の会社役員の男(54)を逮捕、神戸地検が起訴した。神戸税関は22日、関税法違反容疑で神戸地検に告発した。
捜査機関が荷物の中身を違法薬物などの禁制品とすり替えて流通させる「クリーン・コントロールド・デリバリー」(泳がせ捜査)で男が浮上。2022年2月14日、国際宅配貨物にケニアからドイツ、中国経由で民芸品のわら細工などに隠した覚せい剤972.35グラム(末端価格・約5800万円)を密輸した疑いが持たれている。