大阪府吹田市にあるアサヒビール吹田工場の一角に、4月25日(月)、「アサヒビール ミュージアム」がオープンします。この施設は、“記憶に残る最高の一杯に出会える場所”をコンセプトにした、“一人ひとりに合う飲み物を最高の状態で味わえる”体感型施設なのだそうです。どんな施設なのか、早速取材してきました!
アサヒビールが「大阪麦酒会社」として大阪に設立された2年後、1891年に操業を開始した「アサヒビール吹田工場」は、アサヒビール全8工場の中で最も歴史が長く、ビール類の製造数量も最大です。その製造量は、大ビンに換算すると年間約2,658万箱(2021年実績)にものぼるそう。そんな吹田工場に併設された「アサヒビール ミュージアム」は、アサヒビールの130年を超える歴史から現在・未来に向けた取り組みを紹介し、来場者それぞれのニーズに合わせたバラエティー豊かなドリンクの試飲も行う、まさにアサヒビールを五感で体験できる施設です。
なかでも、「スーパードライ体験エリア」に設置されている「スーパードライ ゴーライド」では、4面の大きなスクリーンに投影された映像を通して工場の様子を見学し、まるで自分がビール缶の上に乗って移動しているようなジェットコースターさながらの迫力を体験できます。「酔いやすい方は後方に下がってお楽しみください」とアナウンスがあった通り、その臨場感は屋内なのに風を感じるほど! 終了後に降り場を探してしまったほどのリアルな感覚でした。
また、ミュージアムの最後に用意された「カフェテリア」では、吹田工場で製造されたできたての「スーパードライ」や「アサヒ生ビール」(通称:マルエフ)、さらに、アルコール分0.5%の“微アルコール”ビールテイスト飲料「アサヒ ビアリー」などさまざまなドリンクを試飲できます。
ここでの目玉は、自分好みのオリジナルドリンクを作ることができる国内初の自動サーバー「MY FLA-BAR(マイフレーバー)」です。サーバーに専用グラスをセットすると、グラスの底からシュワシュワと液体が湧き上がるという、見た目にも楽しいドリンクを味わえます。桃やユズなど4種類のフレーバーからその配合をチョイスし、アルコール度数まで選べるという自由さで、これまで飲んだことのない自分だけのドリンクを作ることができます。そして、サーバーから自分で樽生ビールを注げる「サーブ体験」や、ビールの泡に文字や画像を描く「泡アート」など、「お酒が飲める」だけではない、新しいドリンク体験ができました。