おとぎ話であり「愛」「結婚」の普遍的な物語!? ジェニファー・ロペス主演 『マリー・ミー』レビュー | ラジトピ ラジオ関西トピックス

おとぎ話であり「愛」「結婚」の普遍的な物語!? ジェニファー・ロペス主演 『マリー・ミー』レビュー

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(C)2021 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.

 チャーリーは、娘のルー(クロエ・コールマン)と同僚のパーカー(サラ・シルヴァーマン)に強引にコンサートに連れてこられただけで、彼にとってはまさに青天の霹靂だった。大混乱の中、なんとも奇妙な結婚生活が始まるが、いきなり離婚の噂が噴出するなど前途は多難。スーパースターと平凡なシングルファーザーとのギャップ婚の行方は…?

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 2000年代前半の『ウエディング・プランナー』(2001年)や『Shall we Dance?』(2004年)などの、ロマコメ作品でのキュートな彼女が好きなファンには「お待たせしました!」の作品。50代にしてのロマコメへのカムバックは、実に素晴らしい。『プリティ・ウーマン』(1990年)や『ノッティングヒルの恋人』(1999年)、あるいは『ローマの休日』(1953年)や『ニューヨークの恋人』(2001年)……普通なら考えられないようなカップルの、おとぎ話のような恋にキュンキュンしたことのあるヒトならきっと気に入るストーリー。

 今回は、映画製作と同時に、映画のためのアルバム制作も行い、それがサントラ盤になるという豪華さ。タイトルにもなっている「Marry Me」や、人生そのものといってもいい曲「On My Way」など、聴きもののナンバーのオンパレードだ。ラテンミュージック界のスーパースター、マルーマのスクリーンデビューも成功だし、超大作からインディペンデント作品まで引っ張りだこのオーウェン・ウィルソンもいい味を出している。

 そしてジェニファー・ロペス。歌手で女優で、自身ブランドの香水やアパレルのプロデューサーでもあり、2018年にはアメリカの『TIME』誌が発表した“世界で最も影響力のある100人”にも選ばれたは彼女は、さすがの貫禄。歌、ダンス、ファッション…見どころも多いうえに、愛や結婚についてもちょっと考えさせられる、楽しい作品なのだ!(増井孝子)

※ラジオ関西『ばんばひろふみ!ラジオdeショー!』、「おたかのシネマdeトーク」より


『マリー・ミー』 
2022年月4月22日(金) TOHOシネマズ梅田 他 全国ロードショー
■監督:カット・コイロ『ウソはホントの恋の始まり』
■脚本:ジョン・ロジャース、タミーセイガ―、ハーパー・ディル
■原作:ボビー・クロスビー「Marry Me」(グラフィックノベル)
■製作:ジェニファー・ロペス、エレイン・ゴールドスミス=トーマス、ジョン・ロジャース、ベニー・メディナ
■キャスト:ジェニファー・ロペス、オーウェン・ウィルソン、マル―マ 他
■上映時間:1時間53分
■配給:東宝東和
(C) 2021 UNIVERSAL STUDIOS. All Rights Reserved.
【公式HP】

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