お笑いコンビ・東京ホテイソンが、4月29日にラジオ番組『東京ホテイソンのラジオ瓦版』(ラジオ関西、金曜午後9時~)に出演した。たけるのピン(単独)仕事があり、2日続けて休みを取れたというショーゴ。連休を取れることはなかなかないので、「ここしかない」と、故郷である九州に帰ったそう。
いとこの家に泊まり、ショーゴは「久しぶりに人間活動をした」という。普段から「お笑いのことばっか」考えており、今は「体を鍛える暇もない」状態。いとこには息子が3人いるそうで、やんちゃな子どもたちの世話をしたときに「俺、人間だな」と思ったのだとか。お笑い芸人にならなかったら歩んでいた可能性のある「もう一つの人生」を体験し、涙ぐんでしまうほど感情が揺さぶられた様子。若くして結婚していたら、今ごろお父さんになっていたかもしれないと思うと「こういう幸せもあったんだな」と考えてしまったそう。
2日間ほとんどお笑いのことを考えず「ファミリーというものを満喫」し、気分転換できたショーゴ。祖父は毎日『ラヴィット!』を観ており、遠くから孫の活躍を見守っているらしい。そんな祖父と東京に戻る前に話すと、「ものすごい的確なアドバイス」をされたという。鹿児島訛りでなにを言っているのか分からないため、いとこが通訳してくれたそうだが……。
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【ショーゴ】通訳した言葉っていうのが、「舞台に立つっていうことは、やっぱりお客さんとの呼吸だと思う。お客さんの表情を見て、間を1個ずつ変えていく。お客さんの笑い声で、笑ってるときに声量を調整したり、お客さんの顔を見たりすることが大事なんだ」と。で、「君たちの漫才のシステム上ね、たける君が出るだろ。たける君がメインになってしまう。だからお前は引かなくちゃいけない。でも、そろそろ、お前も殻を破って良いんじゃないか」って、めちゃくちゃ……
【たける】ほんとに!? それさ、意訳し過ぎてない!_
【ショーゴ】これほんとなのよ!
【たける】それはいとこがさ、「I LOVE YOU」を「月が綺麗ですね」って言ってるくらいのアレじゃない!? 夏目漱石やってない!?
【ショーゴ】いやいやいや、マジなのよ!
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あまりにも的確なアドバイスに、「いとこがふざけてる」のでは……と、たけるが邪推してしまうほど。「殻を破って、もうちょいお前も声出せ」「お前もそろそろ目立って良いんじゃないか」など、おじいちゃんなりの意見をぶつけてくれたという。故郷でデトックス状態のショーゴだが、別れ際におじいちゃんが(お笑いの)「牙を磨いてくれた」と振り返っていた。
※ラジオ関西『東京ホテイソンのラジオ瓦版』2022年4月29日放送回より