「大阪マルビル」誕生から半世紀を前に建て替えへ 2023年夏に解体、今度のデザインも「丸」残し… | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「大阪マルビル」誕生から半世紀を前に建て替えへ 2023年夏に解体、今度のデザインも「丸」残し…

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 建て替え計画では、地上30階建て、高さ約123mの現状建物から高層化する予定で、多目的大型ホールや、高機能オフィスの設置などを盛り込む。大阪マルビルを傘下に置き、建て替えを決めた大和ハウス工業は、「マルビルである以上、新たな建物にも『丸い』デザインを残したい」としている。
 なお、 工事期間は2025年大阪・関西万博(2025年4月13日~10月13日)の開催期間中に当たり、万博会場にアクセスするバスのターミナルとして敷地を提供する。

 梅田周辺は1980年代から開発が本格化し、マルビルを取り巻く風景が変わった。北側に大阪ターミナルビル(1983年・旧アクティ大阪)や阪神梅田本店(2022年全面リニューアル)、西側に外資系高級ホテル・ヒルトン大阪(1986年)、東側にはDTタワー(2003年)が完成した。超高層ビルに取り囲まれて名物の電光掲示板が見通せなくなり、老朽化もあって2003年にいったん撤去されたが、2005年10月、新たにLEDを採用した新型の電光掲示板が復活し、現在も天気予報、時刻、気温、地震、津波などの情報を発信している。
 2013年には建築家・安藤忠雄氏の呼びかけで、マルビルの外壁を植物で覆い1本の大きな木に見立て、緑化のシンボルを目指す「都市の大樹(たいじゅ)」プロジェクトも生まれ、話題を集めた。

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