そのなかで、鳥栖戦では前半立ち上がり、川崎F戦では後半立ち上がりという、それぞれの入りの部分で好機が訪れていただけに、今回も「入り」で主導権を握れるかが、ポイントの1つだ。郷家友太選手も「ここ最近の試合では僕らも入りがいいと思っている。相手のアグレッシブな入りに対して受け身にならずに、僕らもそれ以上のアグレッシブさで入っていかなければ飲み込まれてしまうので、相手が前から来たら背後を突くなど、そういったところを狙っていきたい」と先制点奪取への意欲を語っている。ちなみにヴィッセルも湘南も、46分から60分までの後半入りの15分間は失点が多い(ヴィッセルが6、湘南が7)だけに、いかにこの時間帯をしのぎつつ、ゴールを狙うかも見どころとなるだろう。
「自分たちとしてはどの試合も勝点3を狙いに行かなければいけない位置にいる」とロティーナ監督。もう連敗は許されないヴィッセルとしては、這い上がるためにも、アウェイでも勝利だけを追い求める試合になる。