クリニックで何をしたかは覚えていないのに「“楽しかった”という感情は残っている」。そんな利用者の姿を見た南医師は、「クリニックが“楽しい場所”だと覚えてもらえるようなプログラムを実施できている証拠かなと思います」と振り返り、それが「刺激になる」としつつ、「もっと(プログラムを)治療に取り込めたら、今は治らないと言われている認知症にもさらに効果的なアプローチができそうですね」と期待を寄せていた。
最後に南医師は、番組のリスナーに向けて「精神面での不調を感じている方に対しても間口を広げて対応したいと思っています。何かありましたらいつでもご相談ください。」とメッセージを残した。
◆南 辰也…医療法人社団澪標会 理事長/しおかぜメモリークリニック 診療部長。同院を19年に開院。認知症診療を中心にからだとこころの総合的な治療をおこなっている。診療科は精神科、心療内科、内科、リハビリテーション科。
※ラジオ関西『松原タニシの生きる』2022年5月22日放送回より