ヴィッセル神戸、4試合ぶりに勝利!山川が初得点、汰木は3ゴールに絡む活躍「自信を持ってチャレンジを続けたい」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ヴィッセル神戸、4試合ぶりに勝利!山川が初得点、汰木は3ゴールに絡む活躍「自信を持ってチャレンジを続けたい」

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 キャプテンマークはDF酒井高徳選手の左腕に。これまでのシーズンの流れであれば、1失点でガクッときそうなチームだったが、この日は違った。右サイドで郷家友太選手の頑張りから得たフリーキックの場面。64分、今シーズン初めてキッカーを任された汰木選手が蹴ったボールを、鮮やかにヘッドで合わせて決めたのは武藤選手。サポーターの目の前で喜びを爆発させた背番号11の一撃で、ヴィッセルが再び均衡を破った。「(ゴールは)キック前にここに欲しいということを言って、ドンピシャでボールを蹴ってくれたので、自分は決めるだけでした。厳しい試合状況でしたが、なんとか自分のゴールで流れを変えることができたのでほっとしています」(武藤選手)。

 さらに69分、またも汰木選手のセットプレーからゴールが生まれる。右コーナーキックから、ゴール前でDF菊池流帆選手がヘッドであわせると、相手にブロックされるも、大迫選手、武藤選手が詰め、最後は再び菊池選手がゴール前で押し込んだ。前日会見では「相手どうこうじゃなくて、本当にやるだけ」と勝ちを求めていたファイターがゴール裏へ、そして、天に向けて歓喜の雄たけびをあげた。

 ヴィッセルのゴールショーはまだ止まらない。74分には左サイドで汰木選手が抜け出し、敵陣深くから絶妙のグラウンダークロス。大迫選手がニアに走り込んだところで相手オウンゴールを誘発し、リードを広げる。その直後には、大迫選手が抜け出そうとしたところをファウルで止めた札幌FWガブリエル・シャビエル選手が一発退場に。数的優位を得たヴィッセルは終盤、MF井上潮音選手、FWボージャン・クルキッチ選手を投入。ダメ押し点こそならなかったが、このまま4-1で勝ち切ったヴィッセルは4試合ぶりに白星。日本代表戦によるJ1中断期間前の一戦で、ようやくサポーターと勝利の喜びを分かち合った。

 3得点に絡む活躍を見せた汰木選手は「ここからですね。何も勝ち取ったわけではない」と気を引き締めつつ、「今日みたいなゴール前の質とかもそうですし、僕も含めて個人個人がゴール前の質というのを出せれば、今日みたいな試合が毎回できるクオリティーを持ったチーム。自信をもってチャレンジを続けたい」と胸を張った。そして、この2試合で存在感を示した橋本選手も「本当に1つにまとまって、失点してもみんな下を向かずに、ゴールを狙いにいって、みんなで声を掛け合って、そういった団結した姿を今日は見せられたと思うので、これを続けていくだけかなと思う」と、ここからの反攻を誓っていた。

3ゴールに絡む活躍を見せた汰木康也選手(写真:ラジオ関西)

 もはや夏のような暑さのなか、ヴィッセルが最下位という状況でも、この試合では1万8千人以上の観衆がスタジアムに詰めかけた。その応援に応えたクリムゾンレッドのイレブンの奮闘と結果は、実力があることを証明したもの。「チームが勝利を必要としているので、勝つことが何よりも重要。チームがいい働きをしてハードワークして勝てたことがさらにプラス。これが今後もいい流れを築いていけるための一歩にしていければ」とイニエスタ選手。真夏の大逆襲へ、この試合を契機としたいものだ。

ヴィッセル神戸のホームゲームが行われたノエビアスタジアム神戸、2022年5月29日撮影

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GOGO!ヴィッセル神戸 | ラジオ関西 | 2022/05/30/月 18:00-18:30

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