J1神戸、J3富山に苦戦も、終盤の3ゴールで逆転勝利 途中出場の大迫が貫禄の2得点 天皇杯2回戦 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

J1神戸、J3富山に苦戦も、終盤の3ゴールで逆転勝利 途中出場の大迫が貫禄の2得点 天皇杯2回戦

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大迫勇也選手(写真:ラジオ関西) ※過去の会見写真より

 ロティーナ監督も、「大迫選手と酒井選手が入って流れを変えたのは間違いない。あの態度や姿勢を若い選手にぜひ学んでほしい。実際に彼らがピッチで示したプレーだけでなく、試合にどういう気持ちで入ったかというところ。それがチームを引っ張ったと思う」と、存在感を示した主軸を称賛。この数か月はけがに苦しんだエースストライカーは、限られた出場時間で随所に結果を出しており、完全復調も間近のよう。J1リーグ戦中断明けにさらにコンディションが上がってくることが予想される大迫選手への期待はますます高まるだろう。

 また、チームを救う同点弾を決めた佐々木選手は、クラブの公式動画のなかでインタビューに答え、「(初瀬)亮くんが何回も何回もいいボールをくれていたので、あれだけいいクロスをあげていたら、決められないのは前の責任。なんとしても決めたかったところで、ゴールできてよかった」と、安どの様子。けがで長らく戦列を離れていたなか、「けっこうリハビリで歯がゆい気持ちがあったので、その気持ちをピッチで前面に出せた」というクラブ生え抜きの22番は、「まだまだリーグ戦は苦しい状況にあると思うが、僕も復帰したということで、いい流れを、僕から、若い力を前面に出して、チーム全体を盛り上げていきたい」と、ここからの奮闘を誓っていた。

 若手やこれまで出番の少なかった選手にとってアピールの場としたかったこの試合。課題も少なからず見られ、大迫選手も言うように、「今日は内容的には負けに等しい試合」でもあった。それでも、序盤戦の低迷期であればリードされるとそのまま敗れていたことが多かったなか、逆転で勝利できたところにチーム力が上向きになっていることを感じさせる。今のヴィッセルには、どんな形であれ勝利が良薬になることをまざまざと実感したカップ戦の初陣。「次につながるゲームになった」(大迫選手)のは間違いない。

天皇杯2回戦が行われたノエビアスタジアム神戸 2022年6月1日撮影
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