一方で、ピッチを離れると、赤﨑の言うように、朗らかな一面を披露。勝利した試合後には選手たちと喜びを分かち合い、ファンサービスとして選手がサインボールをスタンドにいるサポーターに投げ入れた際、ある試合では山下選手のゲートフラッグを掲げたサポーターに直接わたし、そのサポーターが涙ぐみながら喜ぶというシーンもあった。そういった気遣いができるところも、周囲からの支持を得た要因の1つと言えるだろう。
シーズンを通じて星川監督は山下選手を絶賛していたが、INAC神戸に加入して初年度のシーズンで、背番号18の獅子奮迅の活躍がなければ、レオネッサのリーグ戦9年ぶりの栄冠は成しえることはできなかったはずだ。