10代の子どもたちを中心に、SNSを通した24時間体制の相談活動をメインに行なっている小杉さん。コロナ禍の現在、多いときで1日に約4万通もの相談が届くそう。川嶋の「相談に対して、どのような回答をしているのですか?」という質問に、「相談者がどうしたいか、ということを1番に優先する」と回答。相談者のおかれている状況や悩みを親身に聞いたうえで寄り添い続け、自立までサポートしていくことを活動指針としていると語った。
小杉さん、岡田さんに「子どもたちを襲う圧倒的な孤独感が問題なのでは」と問題提起をした川嶋。「どのように一歩一歩進んでいけばいいと思いますか」と投げかけると、二人はそれぞれこのようにコメントした。
「子どもたちにとって、社会が決めた『こうじゃないといけない』というルールは生きづらいんです。そうじゃなくて、『今日よりも明日が少し幸せに生活ができるように頑張って働こう』と思える“道しるべ”を私たちは作っている。小さなハードルをたくさん作り、超えることができたら褒めてあげるということを繰り返していくと、“目標”じゃなくて“できること”が見つかってくる」(岡田さん)
「『家族のような』がテーマ。4万通のうち、虐待(暴力など)を受けている子が3割、親から無条件の愛情をもらえていない子が7割。本来親御さんがしてくれたらうれしいことを、私たち相談員が…。寄り添いながら話を聞き続けること、“日々の寄り添い”が大切」(小杉さん)
さらに、西川さんは「寂しいときは自分で自分に留守番電話を残す」という、究極の孤独を乗り越えた秘訣を教えてくれた。
三者三様の子どもたちとの寄り添い方や愛情に触れ、「このお三方がいてくれるだけで、救われる人たちがどれだけいるのかということをすごく感じる」と感動しきりだった川嶋。「もしも今、ラジオの前でもがいて苦しんでいる人がいれば、ぜひ岡田さんと小杉さんにメッセージを送ってほしい」と呼びかけた。
2022年4月から、ラジオ関西で放送スタート
『明日への扉〜いのちのラジオ+〜』(パーソナリティ:川嶋あい)
【番組公式ブログ】
「NPO法人 若者メンタルサポート協会」公式HP
「株式会社 ノースゲイト」公式HP
「特定非営利活動法人 ノースガイア」公式HP
「#明日への扉 〜いのちのラジオ+〜」
7本指のピアニスト西川悟平さん、N P Oを営む小杉さん、岡田さんがゲスト。苦しむ人を誰一人放って置けない皆さんの温かな人間性に大感動!
家に押し入った泥棒を改心させた西川さんの逸話も是非お聴き逃しなく!#ラジ関https://t.co/n1GHuVdYPe
— 明日への扉〜いのちのラジオ+〜 (@asu_heno_tobira) June 13, 2022