港町のイメージがある神戸。じつは、六甲山に代表される山の手の魅力も欠かせません。「神戸布引ハーブ園」(神戸市中央区)は、そんな神戸を代表する観光スポットの一つです。約200種、約7万5千株の花やハーブに彩られた日本最大級のハーブ園で、市外からの観光客も多く訪れます。繁華街の三宮市街地から山を望むと、標高400メートルの高さにたたずむ建物が目に入ります。
施設の特徴・これからの見どころについて、神戸布引ハーブ園 ハーブガイドの堀川裕子さん聞きました。
――三宮市街地から山の方に目を向けると、施設が見えます。
【堀川裕子さん(以下、堀川さん)】 新神戸駅からロープウェイですぐです。神戸の絶景と空中散歩を楽しみながら約10分で「山頂駅」に到着します。
――多くの草花に彩られてとてもキレイです。この時季はどのような花が咲いていますか?
【堀川さん】 ローズとラベンダーが最盛期です。色と香りを存分に楽しむことができます。ローズは6月下旬頃まで、ラベンダーは7月上旬頃までが見頃。7月3日(日)までは「ラベンダー&ローズフェア2022」を開催しています。また、6月中旬からはアジサイ、6月下旬頃からはユリをそれぞれ7月下旬頃まで、夏にはヒマワリを楽しめます。
――ハーブガーデンにくわえて、さまざまな施設やレストランもありますね。
【堀川さん】
(1)「展望プラザ」
ロープウェイを降り立ってすぐ目の前。四季折々の花が咲き誇るウェルカムガーデンが美しいです。ドイツの古城「ヴァルトブルク城」をモチーフにした、レストハウス・城門に囲われた憩いの広場です。