ウサギの顔を（正面から）見ていただくと分かると思うのですが、鼻と口（の描くライン）が「×」のように見えませんか？
ウサギの上唇は左右別々に動かせるように分かれていて、鼻と口がつながっているように見えるんです。
――たしかに「×」に見えます！ だから作者は、ミッフィーの鼻と口を「×」で表したんですね。ウサギの鼻といえば、ヒクヒクする動きが可愛いですよね。
【後藤さん】 実はそのヒクヒクする動きで、呼吸をしながら周囲の情報を収集しているんです。
ウサギといえば耳の良い動物の代表みたいなイメージがありますが、嗅覚も優れていて、私たちの10倍以上の能力があると言われています。鼻をひくひくと動かすことによって、少しでも多くのにおいを鼻の奥に送り込んで、情報を得ようとしているんです。
私たちも、鼻を近づけずににおいを嗅ぎたいとき、対象物を手のひらであおいで嗅ぐことがありますよね。あのイメージです。
そのため、鼻の動きが激しい時は、普段以上に情報を得ようとしている……つまり、興奮していたり、落ち着かなかったりする時であることが多いです。飼い主がウサギの感情を読みとるのにも役立つので、ウサギを飼っている人は気にかけてみてください。
また、先ほどもご説明したように、ウサギは嗅覚が優れているので、飼育する際にはお部屋の芳香剤や香水の使用にはくれぐれもご注意くださいね。
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◆「淡路ファームパーク イングランドの丘」
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