ピクサーの「トイ・ストーリー」シリーズのスピンオフ作品。アンディ少年が夢中になった映画として『バズ・ライトイヤー』が7月1日(金)、全国の劇場で公開されます。
アンディ少年のお気に入りのおもちゃ・バズの原点を描く映画です。「トイ・ストーリー」で活躍するおもちゃのバズは、“1995年に公開されたアンディの大好きな映画”の主人公バズ・ライトイヤーがモデルになっています。つまり今作は「トイ・ストーリー」の劇中劇、という位置づけです。
バズ・ライトイヤーは宇宙の平和を守る有能なスペース・レンジャーなのですが、自分の力を過信したことから乗組員1200人といっしょに危険な惑星に不時着してしまいます。
「この惑星に不時着したまま脱出できない。私のせいだ」
バズは責任を痛感し、はるか遠い地球へ乗組員みんなを帰還させようと、危険なテスト飛行にチャレンジすることになります。
バズは1年間かけて準備をして、テスト飛行に挑みました。成功すればみんなと故郷へ帰ることができます。
4分のテストを終えて惑星に戻ると、すでに4年が経っていました。バズが宇宙をテスト飛行する間の時間経過は、数分で通常の数年分にあたるのです。
バズのミッションには新しい相棒が同行することになりました。
「やあバズ、僕はソックス。君の友だちロボットだ。僕の任務は君を助けること」
相棒は猫型のロボット、「ソックス」です。
バズはテスト飛行を繰り返しますが何度も失敗してしまいます。バズが惑星に戻ると、ベテランのスペース・レンジャーで親友のアリーシャがいませんでした。
バズ「アリーシャ?」
イジー「それは私のおばあちゃん」
バズ「飛行中にどれくらいの時間が経ったのか」
ソックス「ニャーニャーニャーニャーニャー、62年と7か月と5日」
バズ「まさか」
ミッションに出かけている最中に大切な時間を失い、親友はすでにこの世を去っていました。バズは深い孤独を味わいます。
アリーシャの孫イジーは、新米チーム“ジュニアパトロール”です。スペース・レンジャーに憧れていて訓練を重ねますが、実戦経験がなく、失敗の連続です。
バズ「君らを危険な目に遭わせられない」
イジー「助けて欲しいんじゃない、仲間になりたいの」
バズは、イジーらジュニアパトロールを新しい仲間として任務を実行する決意を固めます……。