子どもたちのキャッチーなネーミングセンスが光るのは、投法だけではありません。
体を横に向けた状態で、お腹をへこませてボールをよける「くの字よけ」。コミカルなこのポージングは、見覚えのある方も多いのではないでしょうか。
さらにダイナミックなのが、足を開きながらジャンプをして回避する「パージャンプ」。この技は、低い位置に飛んできたボールをよける際に繰り出されます。
振り返ってみた通り、投げ方や逃げ方の名前はどれもキャッチーなものばかり。そのなかでも、救済措置的な特別ルール「顔面セーフ」のストレートすぎるほどの響きは、大人になった今もなお、なぜだかとても思い出深いんです……。
ふと思ったのですが、「顔面セーフ」という言葉は現在でも使われているのでしょうか?
兵庫県ドッジボール協会に問い合わせてみたところ、やはり競技ドッジボールの世界では「顔面セーフ」とはいわないのだそう。
相手を狙って投げることを「アタック」といい、そのボールが顔や頭に当たるということで「ヘッドアタック」というそうです。
続いて、小学生たちにドッジボールで顔に当たることを、何と言うの?とたずねてみたところ……。