ウクライナ『キエフ・バレエ』15日から来日公演 ロシア侵攻後まとまった人数で初の国外ステージ

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 一方、当初上演を予定していた「白鳥の湖」、「眠りの森の美女」(いずれもチャイコフスキー作曲)などの“ロシアもの”は、ウクライナ国立歌劇場からの要請を受け、演目から外すことになったという。“3大バレエ”と呼ばれるチャイコフスキー作品は、他の多くのバレエ団と同様、キエフ・バレエにとっても主要レパートリー。同時に、同バレエ団や同歌劇場付属のバレエ学校で研さんを積み、ロシアで活躍するダンサーは数多い。バレエの世界において、これまでウクライナとロシアに垣根はなかった。

 光藍社は、「偉大な先人たちの芸術は国家に帰属するものではなく、世界中すべての人の宝。ウクライナの国民や政府の心情をくみつつも、今後の日本公演では、ロシア人作曲家の楽曲を使用できるよう、劇場と話し合いを続けていきたい」とする。また、フィリピエワは「ウクライナが戦争状態にある困難な時期に芸術を届けること、それがより良い未来を創るために私たちができることだと思っています」とコメントしている。

世界的プリマで、キエフ・バレエ芸術監督のエレーナ・フィリピエワ(提供:光藍社KORANSHA)

 23日のNHK大阪ホールでの公演は残席あり。問い合わせは光藍社チケットセンター(電話050-3776-6184)。同社では、ウクライナ国立歌劇場への義援金も受け付けている。

◆「キエフ・バレエ・ガラ2022」公演日程

7月15(金)ベイシア文化ホール(群馬県民会館)大ホール▼16(土)17(日)東京国際フォーラムホールC▼18(月・祝)J:COMホール八王子▼21(木)静岡市清水文化会館マリナート大ホール▼22(金)アイプラザ豊橋▼23(土)NHK大阪ホール▼24(日)ロームシアター京都メインホール▼30(土)結城市民文化センターアクロス大ホール▼8月2(火)山形市民会館大ホール▼3(水)岩手県民会館大ホール▼5(金)八戸市公会堂大ホール▼6(土)函館市民会館大ホール▼7(日)札幌文化芸術劇場hitaru▼8(月)帯広市民文化ホール大ホール▼9(火)コーチャンフォー釧路文化ホール大ホール

(取材・文=青木理子)

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