見た目も味も、うに!? 『うにのようなビヨンドとうふ』が大ヒット中なのをご存知でしょうか? 今年3月に発売され、わずか2か月で売り上げ60万個を達成。想定していた5倍の数字を弾き出したのだそう。実際に食べた人からは「本物のうにより、うにらしい味がする」「こんな濃厚なうに、はじめて!」との声が……。
豆腐でここまでうにを再現できるのはナゼ? 販売元の相模屋食料(群馬県前橋市)にその秘密を聞きました。
■本物のうにを超えた「うにらしい」豆腐
食べた人が「うによりもうにらしい!」と感じる理由……それは、実際のうに特有の磯の香りや独特な食感は敢えて再現せず、“食べる人にとってのうにのイメージ”に近づけてつくったから。通常よりも油分が多い豆乳クリームを使用し、濃厚でリッチなうにの食感と味わいを追求しています。名前のとおり、豆腐を超えた=「ビヨンド(beyond)」な豆腐。
ちなみに、うにを選んだのは“クセのある”豆腐をつくるため。絹や木綿のシンプルで素朴な味わいも良いですが、「今までにない豆腐」を実現するためには、高級海鮮のようなクセになる味が必要だと考えたのだそうです。
■アレンジも豊富! 「うに」料理を気軽に食卓へ
料理としてアレンジしやすいのも「うにのようなビヨンドとうふ」の魅力。豆腐をノリで巻いてしょうゆを垂らせば、あっという間に「軍艦巻き」に。他にも、パンに乗せて「うにトースト」にしたり、カニカマと一緒に生春巻きにしたりと様々な食べ方が。特に人気なのは「冷製うにクリームパスタ」だそう。豆腐を泡だて器でクリーム状にし、パスタを和えるだけ。手軽に、リッチな味わいの「うにパスタ」が出来上がります。公式サイトでは、「うにのようなビヨンドとうふとたらこのパスタ」などのレシピも公開されています。
■若者女子へ向けたはずが……気づけばおじさんの“救世主”に!
元々は、「ダイエットにも適した豆腐の魅力をもっと知ってもらいたい!」と、若い女性をターゲットに据えた商品でした。しかし、ふたを開けてみると男女幅広い年齢層から愛される結果に。
とくに、40代以上のいわゆるおじさん層から支持を受けているとのこと。理由は、「プリン体ゼロなので、痛風を気にせずうにを食べられる」から。晩酌好きな購入者からは“救世主”と呼ばれているそうです。
『うにのようなビヨンドとうふ』は全国のスーパーマーケットなどで198円(税込)にて販売中。「うにを超えたうに」を、一度体験してはいかがでしょうか。
(取材・文=みねほのか)