私たちがミニオンズの愛らしさを感じる大きな要素は、何をしゃべっているのか分からないけれど部分的に聞き取れた気がする、ミニオン語ですね。
今作では「仲間」とか「柿の種」という言葉を言っているように感じるのですが、このミニオン語の音声は世界共通なのだそうです。
日本語吹き替え版ではミニオンたちがしゃべる言葉に日本語の単語を所どころ散りばめてアフレコしているのだろう、上映国ごとに音声を使い分けているのだろうと推測しましたが、実際はそうではなく、ミニオン語は現在、国ごとの吹き替えをしていないそうです。
ミニオン語は、一説には英語・日本語・韓国語・中国語・フィリピン語・イタリア語・フランス語・スペイン語・ロシア語といった世界各国の言語が混じっているといわれ、映画を観た人は自国の言葉をほんの少しだけミニオンがしゃべった、と感じられるようになっているようです。
一方のグルーですが、今回は少年の頃の物語ということで、日本語吹き替え版でグルーを演じる笑福亭鶴瓶さんはアフレコでいつもより高い声を出して少年を演じました。
グルーを助けるため、ミニオンのケビン、スチュアート、ボブは、カンフーの達人で鍼灸院を開いているマスター・チャウに弟子入りして武術を習います。あの名作をリスペクトしたコスプレをミニオンがしている場面がかわいいです。
音楽はディスコ全盛時代のアガる曲が次々と流れ、ミニオンたちにエネルギーを与えています。
いま全国のショッピング施設でミニオンズのポップアップストアが期間限定でオープンしたり、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンで「ミニオン・カンフーダンス道場」が始まったりと、映画とのコラボが展開されていますので注目しましょう。
『ミニオンズ フィーバー』は7月15日(金)、全国公開です。(SJ)
◇映画『ミニオンズ フィーバー』(原題:Minions: The Rise of Gru)
※上映日程は、作品の公式サイト・劇場情報でご確認ください。
キャスト:
スティーブ・カレル タラジ・P・ヘンソン ミシェル・ヨー RZA ジャン=クロード・ヴァン・ダム ルーシー・ローレス
ドルフ・ラングレン ダニー・トレホ ラッセル・ブランド ジュリー・アンドリュース アラン・アーキン ほか
日本語吹き替えキャスト:
笑福亭鶴瓶 市村正親 尾野真千子 渡辺直美 LiSA ほか
監督:カイル・バルダ
製作:クリス・メレダンドリ ジャネット・ヒーリー クリス・ルノー
配給:東宝東和
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