神戸の冬の風物詩として、毎年12月に開かれる光の祭典「神戸ルミナリエ」について、兵庫県や神戸市、神戸観光局などでつくる「神戸ルミナリエ組織委員会」は15日、2022年の開催も中止すると発表した。中止は 2020年・21年に続いて3年連続となる。
新型コロナウイルス禍前年の2019年、約347万人が来場した神戸ルミナリエ。2022年は本格的な開催へ向けて検討を進めてきたが、感染第7波の影響も大きく、今後の感染収束が見通せないことから開催を見送ったという。
2021年はルミナリエ代替事業「ロソーネまちなかミュージアム」として、ルミナリエの最終地点を飾る花の形の電飾「ロソーネ」(イタリア語で「バラ窓」の意味)9基を、メリケンパークや南京町など神戸市内の中心部7か所に展示(2021年12月3日~12月12日)。10日間で延べ約9万人が訪れた。
2022年も、阪神・淡路大震災の犠牲者の鎮魂と次の年のルミナリエ開催への願いを込め、代替での開催を計画している。