3年ぶりの「海開き」となった兵庫県明石市の大蔵海岸で16日、大規模な潜水訓練が行われた。 2020年と21年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で閉鎖していたが、2022年は3年ぶりに海水浴場がオープン(近隣では神戸・須磨海岸と明石・林崎海岸の各海水浴場で7月7日に海開き)、本格的な夏のレジャーシーズンを迎えた。(※訓練画像は神戸海上保安部提供)
潜水訓練は神戸海上保安部、兵庫県警機動隊、兵庫県明石市、神戸市、淡路市、尼崎市など各自治体の消防、消防組合の計10機関・40人規模で行った。
まず人形を海中転落者に見立てた捜索訓練を行い、各機関の潜水士が連携して潜水捜索し、その後、人形を海面まで引き上げ、陸上で待機する隊員に引き継ぐまでの連携手順を確認した。その後、潜水士が岸壁から海面に飛び込む訓練と続いた。
明石市では海上での水上バイクの危険行為に対し、懲役刑を含む罰則を盛り込んだ「明石市水上オートバイ等の安全な利用の促進に関する条例」が施行され、初めてのシーズンを迎えた。
プレジャーボートなどとともに、「”3密回避”の屋外レジャー」として注目される水上バイク。その運転に必要な「特殊小型船舶操縦士免許」の試験合格者は、コロナ禍以前では年間1万人台で推移していたが、コロナ禍の2020年度以降は毎年約2万2千人と倍増している(一般財団法人・日本海洋レジャー安全・振興協会調べ)。
3年ぶりの海開きを迎え、神戸海上保安部では遊泳中の注意事項として
〇 子供から目を離さない!
〇 飲酒して海に入らない! を挙げ、シーズン中の警戒を強化している。